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小規模教育の可能性 菅島の島っ子ガイド

小規模教育の可能性、菅島島っこガイド

小学校1年生から6年生まで合わせて14人、これが三重県鳥羽市菅島にある市立菅島小学校の全校生徒の人数です。

日本の教育はある程度の人数規模が必要であると謳っていますが、果たして小規模の学校が一概に駄目なのでしょうか?

未就学児を持つ親が自身でも整理しながらお話します。

離島の小規模校

現在の保護者が小学生だったころは全校生徒で70人程度の数だったので全生徒数がこの20年でかなり減少したことが分かります。

複式学級となっており、担任の先生は2学年を一度に指導する形態になっています。

また0人という学年があり、いわゆる「飛び複」と呼ばれる現象も発生しています。

*飛び複とは二つ以上の学年を一つにしたものをいいます。

年々規模が小さくなりつつあります。

小学生が観光客を案内?

こんな超小規模の菅島小学校ですが、菅島小学校の取組の「島っ子ガイド」が現在の道徳の教科書に掲載されています。

「島っ子ガイド」とは小学校の先生と鳥羽の観光ガイドスタッフとが連携し小学生が島を訪れる観光客に観光ガイドを実施する取組です。

活動期間もかなり長く、昨年島っ子ガイド経験者が島で漁師に成長しました。

島っ子ガイド

子どもたちは「島っ子ガイド」で説明する内容を地域の大人に自分達で聞き、ガイドの内容を固めていきます。

  • 自分が好きな場所
  • 地域の観光スポット
  • 自分の親がどんな漁をしているか。

子どもたちがそれぞれ調べた内容をガイドの途中で資料を使ったり、時にはクイズ形式でお客さんに案内します。

そして地域を自分たちで調べお客さんに発表するのです。

この過程で単なる地域学習だけでなく、プロ直伝のガイドをすることでホスピタリティの

  1. 心の学習
  2. 自分の意見や気持ちを伝える力

が身に着きます。

子どもが育っていく中で身につけて欲しい様々な事が学べるまさしく総合的な学習となっており、小規模校の課題である様々な意見に触れることが少なくなる事や交流の少なさを克服する事にも繋がっています。

島民の自己肯定感

子どもたちのこういった努力は大人にも変化を与えました。

子どもたちに聞かれると大人はしっかり答えを話さないといけませんよね。

これまで意識していなかった自分の仕事や島の行事、スポットを大人も改めて見直す機会となりました。

親にとっては子どもに情けない話をできないのでこれまで

『漁師は継ぐな』

とか言っていた大人たちも漁師の長所探しを行い、子供に教えました。

またその内容を子どもたちが発表する事で自分たちの取組や地域に誇りを持てるようにもなってきています。

 

取り組みはスケールアップし、島っ子ガイドのイベントと併せて島のお土産を販売するなど島一体となった受け入れ体制が

構築されはじめています。

今年は新型コロナウイルスで実施出来ませんでしたが

コロナが落ち着いたら島へお越しくださいね。

 

 


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著者

私は獣医系大学に進学したの野生動物を中心とした環境問題をビジネスで解決するために起業家の道に進み、三重県の離島や築地など多くの地域にてプロジェクト挑戦しております。
また東証一部上場企業にてライターをしております
ライター兼起業家が言葉もSEOも気にせず、裏話を執筆します

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