『新世紀エヴァンゲリオン』の最短ルートを考えた
『新世紀エヴァンゲリオン』の最短ルートを考えた
『新世紀エヴァンゲリオン』には『機動戦士ガンダム』のような分かりやすい総集編が存在しない。一応『新世紀エヴァンゲリオン劇場版DEATH(TRUE)2』という映画が存在するが、これはファーストガンダム劇場版三部作ほどわかりやすい総集編ではない。時系列を入れ替えたりしていて、入門者にはかなり不親切な作りだ。
そこでテレビアニメ版全26話で、飛ばしていいエピソードを考えてみた。テレビアニメ版を周回する際の最短ルートというわけである。NETFLIXで見たためオンエアフォーマット版であり、ビデオフォーマット版ではない。
すでに書いた通りテレビアニメ版は全26話だ。一話30分(本編だけなら22分程度)、半年間放送されていた。内容的に第14話が折り返し地点になる。
以下、筆者が考えた最短ルートだ。
それぞれの記号の温度感としては
話数 | サブタイトル | 見る必要性 | コメント |
第壱話 | 使徒、襲来 | 〇 | |
第弐話 | 見知らぬ、天井 | 〇 | |
第参話 | 鳴らない、電話 | 〇 | |
第四話 | 雨、逃げ出した後 | 〇 | |
第伍話 | レイ、心の向こうに | 〇 | |
第六話 | 決戦、第三新東京市 | 〇 | |
第七話 | 人の造りしもの | × | |
第八話 | アスカ、来日 | 〇 | |
第九話 | 瞬間、心、重ねて | △ | シンジとアスカの関係性が変化 |
第拾話 | マグマダイバー | × | |
第拾壱話 | 静止した闇の中で | × | |
第拾弐話 | 奇跡の価値は | △ | ミサトの過去の描写が少しあり |
第拾参話 | 使徒、侵入 | △ | マギに関する描写あり |
第拾四話 | ゼーレ、魂の座 | △ | 総集編だが、Bパートはエヴァらしい内的独白あり |
第拾伍話 | 嘘と沈黙 | 〇 | |
第拾六話 | 死に至る病、そして | 〇 | |
第拾七話 | 四人目の適格者 | 〇 | |
第拾八話 | 命の選択を | 〇 | |
第拾九話 | 男の戰い | 〇 | |
第弐拾話 | 心のかたち、人のかたち | 〇 | |
第弐拾壱話 | ネルフ、誕生 | 〇 | |
第弐拾弐話 | せめて、人間らしく | 〇 | |
第弐拾参話 | 涙 | 〇 | |
第弐拾四話 | 最後のシ者 | 〇 | |
第弐拾伍話 | 終わる世界 | 〇 | |
第弐拾六話(最終話) | 世界の中心でアイを叫んだけもの | 〇 |
それぞれの記号の温度感としては
〇→かならず見て
△→飛ばしてもいいけどできるだけ見て
×→飛ばしてもOK
である。
〇は見ないと展開や人間関係を見失う恐れのある重要なエピソードだ。×は一話完結のエピソードで、見ていなくても問題ない。
悩ましかったのが△で、部分的に重要な描写はあるけど話しとしては見なくていい、というものだ。可能であれば見たほうがいいと思う。
第14話以前の前半部分では、いわゆるエヴァンゲリオン特有の内的独白だったり、難解な世界観に関する描写は控えめである。第14話以降から、徐々に物語の方向性が内側に向くようになり、ほかのロボットアニメとは一線を画したいわゆるセカイ系に変わっていく。
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