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『最後まで行く』批評

『最後まで行く』批評


最後まで行く 60点
 
 アクション映画だと思って見ると肩透かしを食らう。韓国映画のリメイクということもあって、あくまで韓国映画特有の犯罪映画だ。アクションが控えめであるという前情報がなかったら、筆者は途中で見るのをやめていたかもしれない。
 なんせスタッフもキャストもアクションの手だれ揃いだ。主役の岡田准一は言うまでもない。『SP THE MOTION PICTURE「野望篇」「革命篇」』や『ヘルドッグス』で得意のアクションを披露しているし、NHKで放送されていた武術トークバラエティー『明鏡止水〜武のKAMIWAZA〜』では、古今東西あらゆる武術に精通しているのが伺える。
 綾野剛もアクションが得意だ。あまり注目されないが実写版『るろうに剣心』の一作目に出て殺陣をやっているし、実写版『亜人』ではジョン・ウィックばりのガンフーを披露している。どちらも戦う相手は佐藤健だった。
 監督の藤井道人もアクションをいくつか手がけている。綾野剛とタッグを組んだドラマ『アバランチ』をはじめ、『封刃師』や『インフォーマ』にもアクションがあった。アクションを期待するなという方が不自然だ。
 

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ポップカルチャー評論家
専門分野は映画、ドラマ、小説、アニメ
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