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真夜中の実家にて。

真夜中の実家にて。


あぁ、ダメだもう。


「ごめんなさい」しか出てこない…



「なんで謝るん?あんたが悪いんじゃないのに」


母がそうやって言うのもどうでもいいくらい、

また盛大にやらかしてしまった。



結局、何のための時間だったんだろう…


冬休みに入ってすぐから年末まで、実家に帰省していた。

のんびり、穏やかに、なーんもせずにだらだら過ごす。
久しぶりに会った両親や妹と楽しく過ごす。

ある程度の目的は果たせたと思う。


冬の夜は長い。
うっかりしていると、魔物に襲われる。

悔しい思いをしたくなければ、さっさと寝ればいい。


気持ちの整理のために、書き留めておく。

娘の不登校の話なんて、実家に帰ってまでしたくなかったけれど、

いろいろ聞かれたので、答えることにした。


娘に本気で寄り添い、今の状況を改善に導くためには、

私自身の親子関係の改善も必要だ。


今までの経緯や娘の家での状況など、

まぁまぁぶっちゃけた話をした。



母に娘のことを相談する気なんて一切なかったのだけど、

娘の顔が「なんか暗い」とか言うし、


娘は娘でマイペースに2階で過ごし

おじいちゃんやおばあちゃんと話すことはほぼなく

好き勝手に引きこもっているものだから、


いろいろペースが乱れてしまっていたんだよね。



夜中、母に事情を聞かれていろいろ話しているうちに長くなって、父の睡眠を邪魔してしまい、


父と思い切り喧嘩になった。



私が母に話していた内容を「中身がない」とバッサリ切り捨てた挙句、


「こっちは言いたいことがあっても我慢してるんだ」みたいなことを言うので、


じゃあ、何か言ってよ。ちゃんと聞くから。とケンカ腰に言うと、


「あんたの育て方が悪いから、今みたいな状況になっている」

「いつかそうなると思っていた」


だって。



…何も言えねぇ。



母は母で、


「あんたばかりが苦労して。私はあんたのことが心配なんよ」


「このまま学校も行かないまま大きくなって、就職とかできずにいたら、どうするつもり?」

「クラスの子や先生が合わんのやろ?転校とかできんの?」



…知らんがな。



何にも伝わってない。


ホンマ父の言う通り、私の話なんて「中身がない」ものだったんだろうねぇ。



「はい。よく分かりました。ごめんなさい」

「寝るの邪魔してごめんね、お父さん」



悲しくて、腹が立ちすぎて、一睡もできないまま夜を明かした。



(今思い返してみると、父も母も、孫と関わることができなくて寂しかったのだと思う)



あぁ、いらんこと言ってしまったな…


何か話したからといって、解決するわけではないのに。


せっかくの冬休みなのに、学校のことなんてどうでもいいから、

実家では、ただ笑って過ごしていたかったよ。

心が乱れていると、心の負荷が増える。

弱っている人を見ると人は「良かれと思って」殴りかかってくる場合がある。

メンタルケア超大事。

心のわだかまりを解消する手段は、いくらでもある。
私の心の鍵穴に合うマスターキーを見つけてきて、カチャリと違和感なく鍵が回せた時に、全ての問題は問題ではなくなるのよ。

無理やりこじ開けるんじゃなくてね。



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