コロナ禍の今だからこそ

コロナ禍の今だからこそ

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オルタナを通り過ぎても /

2021/05/21 20:56 | 1429 文字

令和2年5月27日現在、新型コロナウイルスことCOVID-19の驚異は以前に比べると落ち着いてきたのではないでしょうか。もちろん、まだまだ余談を許せる状況ではありませんが・・・。

COVID-19はわたしたちの生活を確実に変えました。感染に日々怯えなければならないことからライフスタイルが変わったり、自粛を求められることで仕事による収入が激減したりといったことはもちろんですが、それらはあくまでもCOVID-19が収束するまでの出来事に過ぎません。

COVID-19がほとんどの人のライフスタイルを変えてしまったことが、収束後の世界を一変させるだろうとわたしに予感させました。いや、正確には既に世界は変わっていたのです。世界が変わっていることに多くの人が気づいたのです。

#多くの人は忙しいので他のライフスタイルに気づく余裕がない

基本的に、ほとんどの人が日々の生活に追われています。生活の中で、仕事をして、家に帰る。仮に朝の8時から仕事を始めたとして、定時が17時。買い物をして、家に帰って18時、もしくは19時。ご飯を食べて、お風呂に入って・・・自分の時間なんてほとんどなくて、ちょっと趣味に費やせばあとは就寝、という感じでしょう。

休みといっても日々の疲れを癒せれば幸いで、もしかしたら家族サービスに時間を割かれるかもしれませんし、他の何かにせっかくの休みを阻害される方も多いでしょう。

ほとんどの人は、自分が今を生きているライフスタイル以外の暮らしを考えることさえないのです。その時間がないのです。

しかし、COVID-19によって、多くの人が自宅での生活を余儀なくされました。結果的にたくさんの方が、いつもよりも･･･例えば･･･ネットサーフィンに･･･時間を費やしたのではないでしょうか。

#休息は多くの人間に多角的な視点をもたらした

今はインターネットが本当に多くのことを教えてくれます。日常とは違う時間を経て、普段目にすることのなかった多くのものを目にし、たくさんの方が世界には自分が認識している世界とはまるで違った世界があることに気づいたのではないでしょうか。

自分の人生のIFが見える。可能性は世界に溢れていて、自分が今選んでいる生き方は、無数の選択肢の中のたったひとつに過ぎなくて、少し手をのばせば今からでも少し違った人生を選びとることができるかもしれない。

にも関わらず、現段階ではCOVID-19のせいで、思う様に活動することができない。活動が制限される中で、徐々に活動の制限が解かれていって、気がつけばCOVID-19以前の、元の生活に戻っている。

生活が変わって、様々な可能性を垣間見たのに、世界は変わっているのに、にも関わらず元の生活を余儀なくされてしまう。

#いきなり暮らしを変えることはできない

#でも少しずつ変えていくことはできる

しかし、元通りになるというのはありがたいことです。もしありがちなSF映画の様にウイルスで世の中が壊滅してしまえば、新たに何かを始めることもできず、又、以前の生活に戻るようなこともありえません。ゼロです。

わたしたちはウイルスに抗うことはできません。しかし、無力ではありません。

今に抗いながら、今とは違う未来の獲得を今こそはじめてみませんか。