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「昭和史」は日本人なら読んで欲しいし読みやすい。ただし日常生活には直結しないthe教養本

「昭和史」は日本人なら読んで欲しいし読みやすい。ただし日常生活には直結しないthe教養本


「昭和史(半島一利)」の読み方


 実はこの本は本では読んでいない。オーディブルで聴きました。なんせ今絶賛3ヶ月の無料体験中で、読むと金かかるけど聴くとタダというボーナスステージなので。ありがとうオーディブル。

なのでもしかしたら巻末(?)に貼り付けてある本は私が聞いたものと若干形式とか違うかも。大丈夫なはずだけど。。


本の概要と感想

 本としてはかなりの良書。なんの背景知識なしに誰でも読めるし、講義形式なので(恐らく)話し言葉。

話し言葉で書いてあるとスッと頭に入ってくるのよね。この辺は人によるだろうけど。最も私は読んでないけれど…。

 本を読まずにオーディブルで聞くメリットは、半島一利本人の講義が直接聞けるということ。

半島一利の戦争バッググラウンドは、彼が子供の時東京大空襲にあい、火から逃れるために川に飛び込み溺れかけ、それを誰かに引き上げてもらったというもの。モノホンである。

その半島一利が日本軍部のことを調べ上げ、日本人として自己批判的な姿勢も込めながら読み解いていったのがこの本というところか。
彼自身色々戦争に対する悔しさもあったんだろうなと。

そんな半島が日本の上層部の権力争いと迷走っぷりについて半笑いになりながら講義しているのが聞けるのが良かった。そんな見通しで戦争するの!?正気!?wwwいやーそれじゃダメっしょ。みたいな感じ。

これは本にどこまで載ってるのかしら(確認してからブログかけ)。

割とまともだったけど(多分)段々何も言えなくなった昭和天皇、知性的で冷静だったけど段々数が減っていくまともな軍人や政治家、次第に暗殺が入り乱れる謎の熱狂、さらに上層部が何をしているか見えない中で戦争に巻き込まれる市民。

主に上層部の権力争いについてだが、かたっ苦しくなく読み物として普通に面白い。NHKの重々しいドラマ、ドキュメンタリーとは一線を画しているとは思う。とはいえ東京大空襲や原爆、終戦は重く語られ、ちょっと泣きそうになる。

開戦前の政治的カオスは何かしらの形で知っておいても良いかも。絶賛戦争中のロシア、開戦直前(に見える)の中国が今どうなってるのか、ニュースの解像度は上がると思う。あー中国これは台湾相手に戦争やるわね。。としか思わなくなった。

分野が分野だけに読んで日常にプラスになる直接的利益はない。教養だわな。
小説の一分野くらいの心持ちで読むのが良いかも。ひろゆきの本とか読むよりはタメになります。

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