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【スタエフが人生を変える】3.強敵と立ち向かって己の実力を知る

【スタエフが人生を変える】3.強敵と立ち向かって己の実力を知る


サロンが暗礁に乗り上げて迷子になる

私が音声配信のプロと名乗り、実際にお金をもらってオンラインサロン「ごりらーサークル」の経営に乗り出した時は、隙のない完璧な計画だと思いました。
少数精鋭で音声配信のプロ集団を作り上げ、スタンドエフエムで最も信頼のおけるサロンになるつもりでした。

しかも私一人が何かを教えるだけではなく、音声配信に関連するそれぞれの専門家に講師陣として集まってもらって、その当時最強の布陣を整えたと考えていました。
実際に、スタートの時点で20人以上の参加者が集まってくださいましたし、それぞれが私の熱い思いを感じてくださっていました。
それだけ多くの方が「ごりらーサークル」に期待していただいていたということ。

しかし、本当に調子がよかったのは滑り出しの時だけでした。
毎週行っていた勉強会も参加者が減っていき、いつでも何度でも質問できるはずの講師陣への質問もほとんど行われませんでした。

私は、このサロンをうまく操縦することで、音声配信が活性化されるものだと信じていましたが、ごりらーサークルの活動とスタンドエフエムは、徐々に乖離していきました。
一言で原因を言うことはできませんが、いくつかの要素が折り重なって、最終的にはごりらーサークルは消滅します。

最大の原因は少数精鋭と言いながら、大声で号令はするものの、お一人お一人に対するケアを怠っていたことでしょう。
100人規模とかのオンラインサロンではなかったし、規模拡大だけを考えていたわけではありませんでした。
それなのに、一人一人の人間を見つめ、一人一人に今必要な手を差し伸べるということをしなかった。

また、たとえお金を払っていたとしても、人間の情熱は徐々に冷めていくものです。
私の号令だけでは、メンバーの情熱に火をつけることができませんでした。
私からしたら一生懸命に声をかけているのに、なぜメンバーが動き出さないのかがわかりませんでした。
メンバーの中では、だんだんサロンの存在意義が薄れていったのかもしれません。

サロン経営というのは減っていく人をできるだけ減らしながら、新しい人を増やしていかなければ、どこかで終わってしまいます。
その点で「口コミ」と言う最強の宣伝がほとんど行われず、むしろ徐々に人が減っていったのは、私が魅力的なサロン経営を行えていなかったからです。

私は、音声配信のプロとは名乗っていましたが、サロン経営のプロではなかった。
当たり前ですが、優秀なプレーヤーが優秀な先生とは限りませんし、ましてや優秀なサロン経営者であるはずもないのです。
そんな当たり前のこともわからず、徐々に崩壊し終わっていくサロンの姿を見つめながら、私は音声配信自体に絶望していったのです。

しかし、わずか6ヶ月で終焉を迎えたオンラインサロン「ごりらーサークル」が私に残したのは絶望だけではありませんでした。
そのことについては次回お話しさせていただきますね。


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音声配信のプロです。
スタンドエフエムで高い認知をとっています。
シチュエーションボイスや声劇の台本を作っています。

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