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PS4用アケコン製作 ~デュアルショック4乗っ取り~

PS4用アケコン製作 ~デュアルショック4乗っ取り~


今回はPS4用アケコンの作り方でも書いていきます。
基盤乗っ取りで作るので基本的にはハードは問わない感じになります。ps5でもPCでもスーファミでも素体となる基盤次第です。ちなみに私のアケコンはPS1→PS2→PS3→PS4と基盤を乗り換えながら現役で動いてます。
まずは素体となる基盤の選定

反応速度表
基盤別反応速度表

上2つは8分切断があるので論外
ワイヤレスがよければデュアルショック4
加工の簡単さを取るならギルティ
簡単さと入手性ならファイティングコマンダー4

今回はデュアルショック4を選択
メリット
  • Aランクの入力遅延
  • タッチパッドボタンを含むすべてのボタンを使用可能
  • ヘッドホンジャックを取り出すことも可能
  • ワイヤレス化も可能
  • オフィシャル品なので本体のバージョンに関係なくずっと使用可能
  • PCでも使用可能(Xinputはツール補助で可能に)
  • VitaTVでも使える
デメリット
  • 他パッドと比べて加工の難しさが格段に上がる
  • 値段が高い
  • 日本語の解説サイトが少ない(最近はそうでもない?)
素材
  • デュアルショック4本体(基盤が生きていればいい)
  • 半田
  • フラックス
  • アケコン用レバー、ボタン(今回はバーチャスティックSSを使用)
  • ほどほどの厚みのケース
  • マイクロUSB延長コード

デュアルショック4を分解(検索すれば出てくる)
この状態にする

DS4 基盤
レジスタをカッター等で削って半田が乗るようにする
レジストカット
フレキシブル基盤より配線を推測
フレキシブルケーブル
ピンアサイン

  1. L2用GND?
  2. L1(アクティブHigh)
  3. L用VCC(10kΩ通して4ピンへ)
  4. L2
  5. 5~8、10~14用GND?
  6. ホーム
  7. バツ
  8. マル
  9. 三角
  10. 四角
  11. R2用GND?
  12. R1(アクティブHight)
  13. R用VCC(10kΩ通して18ピンへ)
  14. R2

基盤の右上の方:オプション
基盤の左上の方:シェア
真ん中辺りのタクトスイッチ:タッチパッド押したときのやつ

内部的な回路は多分こんな感じ(パターン追いかけたわけではない)
下3分の1ぐらいのが最終結果
(写真だと左の方というべきか)その他の部分は想定したが辻褄が合わないので違うだろう

半田して信号を引っ張り出す

面倒だったのでGNDは9ピンを全て使用。LRは電源ライン違う可能性あるので本当は1、15を使うべきだと思う
後は外装のバーチャスティックSSに取り付けて、ホーム、シェアボタンを追加して完成 完成した内部の写真は取り忘れたのでなし

制作費

  • デュアルショック4(R2ききにくい)ジャンク品:2500円
  • 線(転がっていたIDEケーブル):0円
  • 半田:108円
  • フラックス:500円
  • アケコン用レバー、ボタン(バーチャスティックSS後期):324円
  • ほどほどの厚みのケース(ネジセットの入れ物):100円
  • グルーガン(家にあった):0円
  • タクトスイッチ2つ(昔作った基盤から奪取):0円
  • 合計4348円

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