ワンワードで効果を出す

今日はちょっとコピーの勉強です。


ところであなたは「グループ魂」って知っていますか？


阿部サダヲさんやクドカンこと宮藤官九郎さんらが結成しているバンドです。


ちなみに、読み方は「ぐるーぷ　たましい」です。


決して「だましい」ではないので、ご注意を（笑）


そのグループ魂の曲に紅白でも歌われた名曲があります。


それが「君にジュースを買ってあげる」です。


知ってます？


このコミックソングの内容を簡単に説明すると、ヒジョーにセコイ男の歌です。


初デートでジュースを買ってあげるから飯代は払ってくれという男です（笑）


そのサビの部分で、


君にジュースを買ってあげる

君にジュースを買ってあげる

僕のジュースを半分あげる

君に、

たまに、

僕のジュースをあげる


このような件があります。


ジュースを買ってあげると言っておきながら、


自分のジュースを「半分あげる」に変わるというセコさ。


そしてそれをさらにダメ押しするワード


「たまに」


これがメッチャ効いてます！


ついにたまにしかあげなくなるという超セコさ（笑）


思わずツッコミたくなるんですよね（笑）

セコさの三段活用のような表現力に脱帽です。


歌の中でも「君に」「たまに」とワードを


独立させているところが本当に秀逸です。


さすがクドカンさん。


こういうさりげなくキレてるコピーいいですね。


ぜんぜんひねってもないし、奇をてらってもいない。


だけどすごく刺さる。


こういうのが名コピーなのかもしれませんね。



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