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【レビュー】アキバ冥途戦争の感想!

【レビュー】アキバ冥途戦争の感想!


2022年の秋アニメ『アキバ冥途戦争』をあかりから見た評価と感想をまとめていくよ!

ネタバレが少しだけあるから、ちょっとの情報でも気になる方は視聴を終えてから読んでね!





評価の見方

星の数は最大で5つ
★★★(70点台)良い作品。おすすめできる作品。
★★★★(80点台)名作。死ぬまでに見て欲しい作品。

詳しい基準についてはこの記事を読んでねっ!✨

評価 ★★★★

総評

ヤ〇ザがメイドに置き換わっただけで、純粋な任侠物だった!

ヤクザを扱ったアニメってかなり少なくて、『極道主夫』とそれこそ昔にちょこっとだけ『静かなるドン』があったぐらいで、Wikiで「ヤクザ題材のアニメ」を調べてみても22年夏の『組長娘と世話係』など含めて23作品分の記事か無いんだよね。(しかも本当にアニメ化されているのは一部)
しかも、その多くがヤクザ役がヒーローぽくなっているヒーロー物だったりすることが多くて、劇映画(実写作品)やVシネで数多くあるヤクザ同士が仁義と理不尽な理由で殺し合う”純粋な任侠物”ってなるとなかったんじゃないかな?
そういった中で、これほどまでに血生臭い抗争を描いた本作は正しく”純粋な任侠物”。
特に最近はコンプライアンスや放送局内の規定といった点から、暴力団をそのまま描いた作品は内容に関わらず制作されなくなり、任侠物が衰退の一途を辿っているんだよね。
そんな中、暴力団をメイドに置き換えるという奇天烈をすることで、現代にヤクザ作品を復活させたその偉業だけでも非常に意味のある作品なんじゃないかな?

あかりが特に注目した点

あたしが特にすごいと思った点は、回を追うごとに本物の任侠作品になっていくんだよね。
第1話の時は、メイドが歌いそうな劇伴が流れる中、嵐子が銃を乱射していて「あ、メイドのノリで殺伐としたことするんだろうなwww」ぐらいにしか思っていなかったんだけど、回を追うごとにヤクザ色が徐々に強くなっていくんだよね。闇取引とか、臓器売買、盃事(さかずきごと。暴力団員が盃をかわし縁組等を行うこと)等w

その象徴が話の冒頭や最後に登場するナレーター。
最初のころは無かった(はず)なんだけど、物語の中盤から森羅万象さんによるナレーションが入るようになるんだよね。んでこの森羅万象さん、Vシネの本物のナレーターですwww

これは、最初は任侠物感を視聴者に感じさせず、興味を惹かせるって意味合いと、なごみが徐々に任侠の世界に取り込まれていく様を暗示しているんじゃないかなぁ~って思ってる。


感想

毎回読めない展開で非常にハラハラした3か月だったねw
最初の方は割と北野武監督作品のような、「笑いを誘う暴力」みたいな感じで、殺伐としていても何処かコミカルな感じで笑えたねぇ~。

一方きっちりショッキングなところも描いていたところも評価したい
特に11話ラストの嵐子の最後は極道社会の理不尽で唐突に死ぬ様をよく表現できているよねぇ~。
よく、死描写って最後に目を閉じることが多いけど、目からハイライトが消えることで生存する可能性を完全に排除したことで嵐子の死を確定的に視聴者に伝えたと同時に、あの強かった嵐子でさえあっさりと死んでしまう人の儚さ、極道社会で生きた者の最後が無残であること、そしてなごみに強い衝撃を与えるには十分な死に様だったと思う。
これが目を閉じた綺麗な死に様だったら、正直心に残らなかったんじゃないかなぁ~

非常にメリハリの利いた脚本と演出だったね!文句なしの名作アニメ!




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