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【レター返信】血糖値の急上昇をさける方法は?

【レター返信】血糖値の急上昇をさける方法は?


先日レターで『血糖値の急上昇』についてのご質問をいただきました。
今日はその質問に声でお答えしていこうと思います。
 

血糖値の急上昇をさける方法は?


 
まずは、 頂いたレターから紹介します。
 
先生、いつもためになる配信ありがとうございます。
私は朝食は、ほぼ欠かさず食べるようにしています。
 
パンやバナナとコーヒーなど手軽に済ませることもありますし、ご飯と味噌汁にしたりととりあえず抜くことは避け何かしら口に入れ出勤しています。
 
会社の昼休憩は当番制ですが、私が昼食をとるのは2時から2時半くらいと遅めです。
心配なのは、空腹の状態で昼食をとることにより、血糖値が急激に上昇するなど体に弊害はありますか?
 
今は特に体調に問題ありませんが、50代に入り何かと健康が気になります。
娘に相談したら勤務に差し支えない程度に、1時くらいにラムネなど食べたらどう?
と提案されました。
 
といったご質問です。
まずご質問の血糖値の急上昇についてですが。
これは、やはり身体に害がでてしまう可能性が高いです。
 
ではなぜ、血糖値が急上昇すると身体に害が起こるのか?
この辺りから話をしていきます。
 

血糖値と身体の関係


 
食前・食後など生活を通して変動するのが血糖値。
通常はこの変動の波がゆるやかですが。。。
 
なんかしらの理由で、食後の血糖値が急上昇と急降下を起こす状態を『血糖値スパイク』といいます。
 
スパイクは『とげ』を意味しますが、この『どげ』が多くなってしまうと、血管にダメージをあたえてしまい、大きな病気につながることも多いです。
 

ランチの時間は、あまり関係ない?


 
実はランチを12時に食べようが、13時に食べようが、健康に影響することはほとんどありません。
 
『夜寝る前に食べると太りやすい』という医学的な研究データはありますが。
ランチであればそこまで気にしなくいい。
これが一般的な考え方なんです。
 
ただ。。。ランチの時間が不規則になることで問題となるのは。
今回ご質問者さんが心配なさっている『朝食後から時間が空きすぎてしまう』こと。
 
例えば、7時に朝ごはんを食べたとして。
12時にお昼を食べるのは問題ありませんが、ランチの時間がどんどん後ろ倒しになって完全に空腹状態になったところで食事を取ることにリスクがあるのです。
 
なぜなら、人間の体はご飯を食べると『血糖値』が上がるようにできているから。
くり返しの説明になってしまいますが。
 
食後に血糖値がゆるやかに上昇する分には問題ありません。
しかし、急激に上昇すると身体に脂肪をため込みやすくなったり、糖尿病などの生活習慣病のリスクが高まることも。
 
そんな仕組みから『空腹状態でご飯を食べる』ことは、血糖値の急激な上昇につながるNG行動と言えるのです。
 
また、人間が空腹を感じるのは、食後4~5時間ほど。
これを過ぎると『空腹状態』になると言われていて、その状態でランチを取ると血糖値が急激に上がりやすくなります。
 
なので、朝7時にご飯を食べ、14時にランチとなれば、とてもお腹がすいていて、ついたくさん食べたくなってしまいますよね。
こういった『空腹の後のドカ食い』が一番リスキーなのです。
 

血糖値スパイクの対策とは?


 
血糖値スパイクの対策は、ズバリ2つ
食事の工夫と運動です。
それぞれくわしく説明します。
 
実は、食べ物には食後の血糖値が上がりやすいものと上がりにくいものがあります。
食後の血糖値を表す指標としてGI(グリセミック・インデックス)というものがあります。
 
◆血糖値の上がりやすい食べ物は
 
・砂糖(GI100)
・食パン、白米などの精製された炭水化物(GI70~80)
 
◆上がりにくい食べ物は
 
・食物繊維が多く含まれる野菜(GI25~40)
・肉・魚・乳製品(GI20~50)
などがあります。
 
『ベジ・ファースト』という食事スタイルを聞いたことがありますか?
これは野菜から食べることで食後の血糖値の上昇を抑えることを期待した食べ方になります。
 
それ以外にも、娘さんがアドバイスされたように『間食』もおすすめです。
ラムネも良いと思うのですが、血糖値のことを考えると。
『栄養があって血糖値が上がりづらい低GIの食品』がベストで、具体的には。
 
・バナナ
・ヨーグルト
・ドライフルーツ
・ナッツ
などになります。
つぎに運動についてです。
 
血糖値スパイクを防ぐには運動も大切な対策です。
個人差はありますが、食後1~2時間後に運動を行なうと食後の血糖値や中性脂肪の値の上昇をゆるやかにすることができます。
 
もし運動をするのであれば、激しい運動ではなく、階段の上り下りやウォーキング程度にするようにしてください。
おすすめは、食後に会社の周りを一周(約10分~15分程度)などです。
 
いろいろお話しましたが、できるだけ長く続けることが大切な対策ばかりなので、取り組みやすいものからチャレンジしてみてください。

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