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原爆被害を受けた広島市も、戦争加担に寝返ったのか

原爆被害を受けた広島市も、戦争加担に寝返ったのか


原爆の被爆地である広島県が、いや、今は広島市でしょうか。広島市が、ついに「戦争に加担」する方向へ舵を切ったようです。さすが、戦争したくてうずうずしている岸田首相のお膝元です。

何があったのかを整理。まずは、きっかけとなった出来事から。

G7の1つであるイギリスが、ウクライナへ「劣化ウラン弾」を供与決定

先日、イギリスがウクライナへ劣化ウラン弾を供与するということが明らかになりました。

イギリス 劣化ウラン弾をウクライナに供与へ ロシアは反発 | NHK | イギリス

イギリス政府は、ロシアからの軍事侵攻を受けるウクライナに相手戦車の装甲を貫通する能力が高い劣化ウラン弾を供与することを明らかにしました。これに対して、ロシア側は強く反発しています。

イギリス国防省のゴールディー閣外相は20日、議会上院でウクライナに主力戦車「チャレンジャー2」とともに、劣化ウラン弾を供与することを明らかにした上で「これは、相手の戦車や装甲車を倒すのに非常に効果的だ」と述べました。
2023.03.23 NHKニュース

イギリス、放射能汚染のリスクは低いから問題ない発言

先ほどのNHKニュースの中から、該当箇所を引用。

イギリス国防省は「イギリス陸軍は、装甲を貫通させる砲弾の標準的な成分として、劣化ウランを数十年間にわたって使用してきた。科学者による複数の独立調査で人体や環境への影響は低いと評価されている」としています。

核兵器とは何の関連もない、とのことです。

国連は懸念を示している

プーチン氏、イギリスからウクライナへの劣化ウラン弾供与に警告 - BBCニュース

劣化ウラン弾はイラクやバルカン半島などで使われた過去があり、先天性疾患につながったとの主張も出ている。

国連環境プログラム(UNEP)も、2022年に発表した報告書で、ウクライナでの劣化ウラン弾使用に懸念を示している。

報告書の中でUNEPは、「劣化ウランや一般的な火薬に含まれる有害物質は、皮膚刺激や腎不全を引き起こし、がんのリスクを高める可能性がある」と指摘。「劣化ウランの化学的毒性は、その放射能による影響の可能性よりも重大な問題と考えられている」とした。
2023.03.22 BBCニュース

放射能もさることながら、化学性毒性もありますからね。

ですが、それでもなお、イギリスは人体に影響はないことにしようとしています。

広島市、HPから劣化ウラン弾の説明を削除

このようなイギリスの動きに同調するかのように、広島市のHPで問題が起こりました。

広島市のHPにはかつて、劣化ウラン弾に関する説明が載っていました。このように。



ところが、これが消されたとSNSで話題になっていたので私も確認してみたところ……。検索画面では、記事のタイトルは出てきました。このように。(削除したばかりなので、キャッシュが残っている)


しかし……



このように、肝心の記事の中身はもう見ることができなくなっていました。削除されています。


広島市はG7の開催地です。イギリスに忖度し、削除して「あげた」のでしょう。もしくは岸田首相から命令されたか。

G7サミットの開催意義を自ら放棄した広島

はだしのゲンも消し去り、そしてこのような記事も削除する広島市に、サミットを開催する資格が、一体どこにあるというのでしょうか。

今回、広島が開催地になったことの意義についてはこのように説明されています。まずは広島市のHPから。

広島開催の意義 - 広島サミット県民会議 | 広島県 (hiroshima.lg.jp)

G7サミットの広島開催は、ウクライナ情勢が緊迫化し、核兵器使用のリスクへの懸念の高まりとともに、人類存続の危機に陥りかねないという不安が世界中に広がる中、G7各国が、世界の平和と持続的な発展に向けた対話の場所として広島の地を選んだことは「国際平和文化都市」としての広島の発信力を重視したことの表れであり、広島から力強い平和のメッセージを世界中に発信し、核兵器のない真に平和な世界の実現に向けた機運を高める取組を行う必要があります。

首相官邸からも、平和を伝えるべく・・・・・のようなことを理由に掲げています。

G7サミットとは | サミット情報 | G7広島サミット2023 (g7hiroshima.go.jp)

G7サミットを広島で開催する意義
原子爆弾による壊滅的な被害を受けながらも復興を遂げ、世界の恒久平和を希求する広島において、主要7か国の首脳が集い対話することは極めて大きな意味を持ちます。


ならば、岸田首相が戦争を煽りかねない行動ばかりしていることを、広島市は、広島県は明確に批判するべきですし、何ならもう二度と岸田首相には入れないぞ、というぐらいの気概を見せるべきではないでしょうか。

ところが、残念なことに広島市は「戦争しやすいような体制」「戦争を応援しやすい体制」を整えていっています。平和とは真逆の方向へ。


あとがき

冷たい言い方になりますが、自民党を選び続けた&選挙に行かなかった人たちの責任でもあります。広島市も例外なく。岸田首相を当選させ続けてあげていたのですからね。岸田首相、2021年の選挙では実に得票数80%!

そもそも、本気で平和を考えようとしていない人が多い自民党を、なぜ広島市が、広島県が支え続けているのでしょうか。

これも広島市の人たちも本気で自分達の事を考え直すべきでしょう。世襲議員だから応援する、有名だから応援する、そんな安易な理由で入れるから、このような最悪な出来事を招くのだということを。


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