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戦争を楽しんでいるかのような岸田首相

戦争を楽しんでいるかのような岸田首相


ややもすれば過激なタイトルですが、本当にそうとしか思えなくなってきました。

というのも……このような出来事があったからです。

ウクライナのゼレンスキー首相にしゃもじをプレゼント

岸田首相、ゼレンスキー大統領に「必勝しゃもじ」と折り鶴ランプ贈呈 [岸田政権] [ウクライナ情勢]:朝日新聞デジタル (asahi.com)

 松野博一官房長官は23日午後の記者会見で、岸田文雄首相が21日にウクライナを訪問した際、同国のゼレンスキー大統領に首相の地元・広島の「必勝しゃもじ」と、折り鶴をモチーフとしたランプを贈呈したと明らかにした。
(中略)

贈呈品にこれらを選んだ理由について松野氏は、「ロシアによるウクライナ侵略に立ち向かうゼレンスキー氏への激励と、平和を祈念する思いを伝達するためだ」と説明した。
2023.02.23 朝日新聞

戦争に対して「必勝しゃもじ」とは?

岸田総理がしゃもじをプレゼントした理由は以下のようです。

木製のしゃもじに「必勝」の文字が書かれた縁起物で、「敵を飯とる(=召し捕る)」という意味が込められている。高校野球やサッカーなどの広島代表チームの応援の際にも用いられる。
政府関係者によると、しゃもじには首相の署名が書かれていた。


敵を召し取る。

戦争はスポーツの試合でもゲームでありません。そして「勝敗」なんてのもありません。

いえ、国にトップにとっては「勝ち・負け」を感じるのかもしれません。「侵略しきってこそ、あるいは敵を撤退させてこそ、我々の勝ちだ」と。

ですが、市井の人々にとっては、はどちらにせよ「ただの戦争」でしかない。戦争という名のもとに行われた「大量殺人」であり、通常生活が奪われた出来事でしかないでしょう。たとえ「勝っても」失ったものは二度と帰ってきません。

それに、ウクライナは侵略されて苦しんでいるわけです。

それにもかかわらず、ロシアに対して交渉し和平というゴールを探そう・作ろうとするわけでもなく、そんなウクライナに「頑張れ!戦え!勝ってこい!」とけしかけるような、もっと戦争してこいと言ってるようにも思えてなりません。

そして、ある意味ロシアへの宣戦布告ともなってしまいかねないのではないでしょうか。ロシアの矛先が日本にも向かう可能性が大きくなる行動だとも思います。

※実際、3月21日にロシアの爆撃機が日本海上空を飛んでいます。日本への威嚇・牽制でしょうね。

 

■必勝しゃもじの由来

江戸時代に誕生したものらしく、元々は御神木で作られたしゃもじでご飯を食べると幸福を招くという縁起物だったそうです。

ですが、明治時代の日清・日露戦争の際に「敵を召し取る(飯取る)」という語呂合わせにより、兵士たちが厳島神社に奉納したことから更に有名になっていきます。

ちなみに…日露戦争では、ウクライナの人もロシア兵として日本と闘っています。

外務省を恫喝した岸田首相

首相「できなきゃ、外務省なんていらねえ」 ウクライナ訪問の舞台裏:朝日新聞デジタル (asahi.com)

肝心の内容は有料部分なので引用はできませんが、タイトルは誇張でもなく、その通りのことが本文にも書かれていました。

簡単にまとめると、「自分を安全に、保秘も徹底した状態でキーウに連れていけ。それができないなら外務省はいらねぇ」と強く指示したのとのことです。

できるか?という質問でも、どうしても訪れたいから頼む、という依頼でもなく、恫喝。まるで外務省は岸田首相のためだけにあるかのようなふるまい。

※議員や官僚等の公務員は、「国民のため」に働くのであり、首相だけのために存在しているのではありません。

あとがき

核兵器禁止条約に批准する気もない。
今行われている戦争にしても、和平交渉に乗り出すでもなく、むしろ戦争をけしかけているかのようなふるまい。

戦争を終わらせるのは、確かに簡単なことではないでしょう。終わらせることができたとしても、ロシアを完全にウクライナから撤退させる(侵略行為をやめさせる)のには、更なる時間を要するかもしれません。

でもそれでも。

二度と戦争をしないと誓ったはずの日本だからこそできることってあるはずなのに。そしてそれこそが「外交」であるはずなのに。せめて「停戦」させようとしないものかと。

ですが、そういったことさえも自民党は完全に手放してしまっています。まるで戦争を楽しみにしているかのように。楽しんでいるかのように。


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