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母の買い物

母の買い物


母を久々に可哀そうに思いました。

原因は些細なことです。

母が中古の栗の皮むきはさみをネットで購入したのです。

普通2000円以上する物が800円。確かに安いです。

私は反対しました。

それだけ安いのは、どこか不具合があるからと踏んだからです。

でも、母は聞かなかった。

「必要のないものだから、売りに出した」と思っています。

そんなうまい話、あるわけない。

というか、今までの人生、そういう良い話を手にしてこなかったでしょう?

いつも騙されることはなくても、相応の値段で購入してきた。

だから今度もそんなうまい話が舞い込むわけがないと思ったのです。

でも、母は買ってしまいました。

案の定、その栗の皮むきはさみには、不具合がありました。

母はどうして?とショックを受けています。

私は悲しくなりました。

だからどうしてそんなお買い得品が我が家に来ると思った?

確かに安いものの方がありがたいけれど、我が家は商品相応の買い物しかできない運命だって分かっているでしょうが。

それにお買い得品に出会えることはすばらしいけれど、相手にも生活があるのだもの、商品をそれ相応の値段で買うのは一番良い買い方だと私は思っています。

値段がべらぼうに高いものは、さっさと諦める母。

でも1000円くらいのものにはころりといってしまう。

何年たっても人生は勉強だね、ねっ、お母さん。

でもその栗の皮むきはさみも父が直そうとしていて、多分快適に使用できるかと思います。

案外お買い得品だったのかもしれません。

我が家に縁のあったものですので、大切に使いたいと思います。

最後までお読みくださり、ありがとうございました!

また明日から1週間が始まりますね。

楽しい、充実した1週間にしましょう~♪


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童話作家を目指している女性です。ゆったりと穏やかに、文章を綴っていきたいです。自作の童話も時々載せますので、よろしくお願いいたします。