1957年3月6日 「日本初の女性週刊誌である『週刊女性』が創刊される」

1957年3月6日、日本のメディア業界に革新をもたらす出来事が起こりました。それは、日本初の女性週刊誌である『週刊女性』の創刊です。この雑誌は、主婦と生活社によって創刊され、その後、日本の女性の生活や関心事を長年にわたって反映し続けています。

初版は河出書房（現在の河出書房新社）にて発行されましたが、河出書房の倒産に伴い、わずか4号で一時休刊となりました。しかし、同年8月、女性雑誌を中心に取り扱う出版社である主婦と生活社が『週刊女性』の発行を引き継ぎ、現在に至るまで毎週火曜日に定期刊行されています。

『週刊女性』は、日本の女性週刊誌の中でも『女性自身』や『女性セブン』と並び称され、その地位を確立しています。しかし、後発の『自身』や『セブン』に比べて発行部数はやや劣っています。それでも、その読者層に愛され、支持される理由は、多岐にわたる記事内容にあります。

この雑誌の記事は、芸能ゴシップから社会問題、感動的なドキュメントまで、幅広いジャンルをカバーしています。特に、皇室の話題や美容・健康・グルメに関する情報など、女性の関心事を的確に捉えた記事が豊富に取り揃えられています。

その中でも、2017年12月12日号の一報は特筆すべきものでした。その号では、「眞子さま嫁ぎ先の“義母”が抱える400万円超の“借金トラブル”」というスクープ記事が掲載され、国内外で大きな話題となりました。この報道から約2カ月後、宮内庁は眞子さまと小室圭氏の結婚延期を発表し、社会に衝撃を与えました。また、この記事は2018年の「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」大賞を受賞するなど、その高い報道力と影響力を示しました。

『週刊女性』は、日本のメディア業界において、女性の視点からの情報発信を担う重要な存在です。これからも、女性の生活や社会の変化に即座に反応し、読者に新たな刺激や情報を提供し続けるでしょう。