1968年2月29日、日本の漫画界に革命をもたらす一大イベントが起こりました。「ビッグコミック」の創刊です。この雑誌は、小学館から発行され、男性向けの漫画雑誌として知られています。愛称は「ビッグ」や「ビッコミ」です。
創刊号は1968年の4月号として発行され、当初は月刊誌としてスタートしましたが、翌年の1969年4月25日号からは毎月10日と25日の2回発行となりました。創刊当時の編集長は、小西湧之助氏で、彼は他にも『ボーイズライフ』『FMレコパル』『BE-PAL』『テレパル』『DIME』『サライ』など多数の雑誌を手がけました。現在の編集長は由田和人氏です。
ビッグコミックは、手塚治虫、石ノ森章太郎、白土三平、水木しげる、さいとう・たかを、藤子不二雄（藤子・F・不二雄＆藤子不二雄Ⓐ）、楳図かずお、ちばてつやなど、漫画界の大御所が作品を寄稿しました。特に『ゴルゴ13』は、ビッグコミックでの超長期連載で知られる名作です。現在でも、ビッグコミックにはベテラン作家による連載作品が多数掲載されています。
ビッグコミックのマスコットマークはナマズであり、ビッグコミック系列で共通して使用されています。創刊当初は、シルクハットを被った髭を生やした紳士の顔で、逆さにするとリボンを付けた女性の顔の上半分が見えるマークが使われていました。
また、ビッグコミックの連載作品は単行本としても発売され、ビッグコミックスレーベルで販売されています。さらに、2021年の8号からはデジタル版（電子版）の配信も開始され、読者により多くの選択肢が提供されました。
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