【本の紹介】密話
【本の紹介】密話
「密話」
石川宏千花 著
出版社名 講談社
出版年月 2012年11月
ISBNコード 978-4-06-218037-5
ISBNコード 978-4-06-218037-5
頁数・縦 157P 20cm
さわるとガサガサ音が出るコンビニの白い袋の中から、
マミヤくんがカラフルなお菓子の箱を取り出した。
メアリーはそれを、じっと見つめている。
傷もへこみもない、新品の箱だった。
なんてきれいなんだろう――。
うっとりしてしまう。
メアリーは、きれいなものが大好きだ。
今回紹介する本は「密話」です。
ひとりぼっちのメアリーに、はじめて友達ができた。友達の名前は、マミヤくん。
とってもきれいな小学六年生の男の子。マミヤくんはメアリーに名前をくれて、話しかけてくれて、たまに秘密の“お願い”をしてきた。
先生が、生徒が、少しずつ教室からいなくなる中、クラスメイトのカセくんは、マミヤくんを止めようとする。メアリーは“お願い”を叶え続けるのか――。
というのが、この本のあらすじです。
メアリーは下水道に住む、人でない何か、です。
人になること、人と友達になることを
ずっと夢見ていたメアリーに、はじめて友達ができます。
ずっと夢見ていたメアリーに、はじめて友達ができます。
その友達のマミヤくんが、
メアリーにとあるお願いをするのですが…。
メアリーにとあるお願いをするのですが…。
見た目と心がそれぞれ正反対のふたりが、
なんだか切ないなって思いました。
メアリーは見た目こそバケモノめいた姿と言われていますが、
でも見た目の描写が曖昧で、
わたしは勝手にメタモンみたいな感じなのかなって思っているんですけど
わたしは勝手にメタモンみたいな感じなのかなって思っているんですけど
そんな見た目とは裏腹に心がすごく綺麗で純粋で、
幸せになって欲しいなって思いながら読んでいました。
でもそんなメアリーは、マミヤくんに、
他のみんなに幸せになって欲しいと思っているのが
余計に切なく感じました。
子ども向けというか、児童文学らしいです。
別に怖い話ではないんですが、ホラーとか、
ダークなお話が大丈夫な子なら平気なのかなって感じの本です。
ダークなお話が大丈夫な子なら平気なのかなって感じの本です。
そんなダークな感じのお話ですが、
メアリーが純粋だからかも知れませんが、
メアリーが純粋だからかも知れませんが、
わたしはすごく綺麗なお話だなと思いました。
ぜひぜひ読んでみてください。
以上、「密話」の紹介でした。
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