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人は簡単に変われちゃうのかもしれない

人は簡単に変われちゃうのかもしれない


ゴールデンウイーク。
夫の運転する車で実家に帰った。


家からわずか100メートル走ったところで

車酔いにおそわれた…。

もともと乗り物酔いの気はあったのだが…。

 

とはいえ、この2年近く、

自分で運転することはあっても、

誰かの運転でどこかに行くということが

まったくなかったので、
カラダが慣れていなかったのだろう。

道中どうなることかと思ったけど、

ほどなく、吐き気はおさまったので助かった。


人って2年くらいで
簡単に変わってしまうんだな。

 

 

※※※※※※※※※

 

 

そういえば、

 

いまから7、8年前。

 空前の「柔軟剤ブーム」があった。

 

いまでこそ、「香害」という言葉があるけど

当時は

 

「柔軟剤の香りがほのかに香るのって、オシャレで素敵」

「香水よりも、柔軟剤の方が自然でいい」

 

という
一大ムーブメントが巻き起こったのだ。

 

そのうち
だんだんとエスカレートし、「ほのかに」はどこへやら。

 

香りの強い外国製の柔軟剤が飛ぶように売れる。

とうとう「香りづけ専用の商品」まで発売し始める。

 

人々は、

「これでもか!」

と香りでマウンティングをとるようになり、
世は空前の「香り戦国時代」に突入。



そして、わたしも当然のように参戦!!

 

新製品が出れば片っ端から購入。

同じ商品の「香り違い」をすべてお試し。

 

自分好みの、自分だけの香りを探す

「柔軟剤ジプシー」「香りの迷い人」の誕生だ。

 

使いかけのボトルが散乱し、
「生けるしかばね」と化しても

新製品を買う、その手はとまらない。
まるで何かにとり憑かれたかのように。




そんなわたしがハッと我に返ったのは、

 

重度障害児である次男が、
服を汚してしまい、
代わりに施設のズボンを借りて帰ってきたときだった。

 

 「洗って返さなきゃ」

 脱いだズボンをほかのと一緒に洗濯する。

 

あれ?

 

うちで使ってる柔軟剤と違う香りがする。
一緒に洗ったのに、そのズボンだけ香りが強い。



たぶん…

前の人が洗って返すときに大量の柔軟剤を入れたのだろう…。

繊維の奥まで香りがしみこんでて、
何度洗ってもとれない感じ…。

 

この瞬間、なにかが弾けた。

 

なんだかわからないけど、
ものすごくイヤな気持ちだったのは
はっきり覚えている。

 

香水であれ、柔軟剤であれ、

香りというものは「自己表現」であり「自己主張」なのだ。

 

過剰な自己主張には、

相手やまわりの人のことは
どうでもいいという考えが見え隠れする。

そこに
なんともいえない嫌悪感を抱いたのかもしれない。

 

 ※※※※※※※※※

 

こうしてわたしは、
不毛な「香りマウンティング」からあっさりと身を引いた。

 

 

あれから。

 

あんなに好きだったのに、

いまは人工的な香りが苦手になった。

 

柔軟剤どころか洗濯洗剤にも香り無しを選んでいる。

日用品の棚はスッキリし、無駄遣いが減った。

 

 

「人はそう簡単には変わらない」

 

確かにそう。
簡単には変わらない。

 

でも、

自分で考え、気づくことができれば、

案外簡単に変わっちゃうのかもしれない。

 





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