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コンテンツ浪費してませんか?

コンテンツ浪費してませんか?


約1年前でしょうか。
とあるマーケターから、こんなことを教えてもらいました。


YouTubeもテレビも台本はテキスト。
映像化されたものをただぼーっと見るのではなく、
必ずテキストベースで理解しようとするアンテナを持ちましょう。

これを初めて聞いたときは

「はー、やっぱ実力ある人は言うことが違うなぁ」
なんて、ぬぼーっとした顔で流しつつ

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©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK

なんなら、
「何事もテキストベースで理解した方が良いよ(ドヤァ」
と表面だけマネして、マサオくんのようにドヤっていたのですが(恥)

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©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK

「やっぱり、それじゃあいかんな。」
と目が覚めました。

「うーん、やっぱりやってもいないことをドヤるのは恥ずかしいよね」
「ていうか、あれこれ考えてないで、言われたことは素直に行動しないと実力はつかないよな…」

なぜなら私の発信のゴールは、顧客に稼いでもらうことだから。

仕入れた情報は、「自分のスキル・実力を上げるために実践」し、「その過程で得た知見を元に、より良い形で」顧客に還元していかないといけないのです。

というわけで、テキストベースでのコンテンツ理解を実践することに。

実践してみた結論としては…

 

さっさとやっておけば良かったです。本当に。

なぜなら、

実際にやってみたらめっちゃ楽しかったし
「テキストベースでのコンテンツ理解」に慣れるメリットが大きすぎたから

【テキストベースでの理解に慣れると…】
①世の中に星の数ほどあるコンテンツすべてが教材になる。
→成功事例を自分の発信や商品に転用し放題。

②映画、YouTube、テレビetc.
何を観ていても「ビジネスフィルター」を通した解説をすることができる。
→情報や知識に自分独自の解釈を付けられる(=付加価値となる)&日常生活すべてがネタになる
→単なる知識の切り貼りじゃない「自分だけのコンテンツ」を作れるようになる

つまり

「あなたの言葉だから」読みたい
「あなたの考えだから」知りたい

それが積み重なっていくと、ゆくゆくは…

「あなたの商品だから(orあなたがオススメするモノだから)買いたいです」
となっちゃうわけです。

それってビジネスの理想ですよね。

そんな未来への第一歩だと思うとワクワクしません?

今回は、私が実際に行った手順と思考過程をご紹介します。
ぜひ最後まで読んでいってください♪

 

①自分の“感情の動き”に敏感になる

まずはコチラの動画をご覧ください。

今回はこのCMを題材にしようと思います。

このCMを選んだ理由は…

もともと柔軟剤に全然こだわっていなかったのに、CMを観てこの商品が気になったから。

こりゃあ、自分のビジネスに応用できるな!と思ったのです。

もう少し詳しく説明すると…

マーケティングの購買行動モデルって、まぁ色々あるんですけど。
(AIDAとかAIDMAとか5Aカスタマージャーニーとか。詳しい説明は今回は省略します。気になった人はググってみてください。)

どのフレームワークを使おうとも、

「あ、こんな商品あるんだ」

「この商品、ちょっと気になる」

ここの流れって必須なんですよ。

コンテンツの消費者(情報の受け手)としての自分の感情に、
ビジネスを勉強・実践しているもう一人の自分(情報の生産者)が気づけると、

自分が消費者のときに購買心理が実際に動いた

受け取った情報に、購買心理を動かす仕掛けがある

という考えに移行することができます。

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自分が、「どんな情報によって、どういう感情になって、購買行動にどう変化があったのか?」という視点で分析

自分のビジネスで売り上げを上げるのに転用できる

というわけです。

ビジネスをやるからには、やっぱり最終的には何かを売って売り上げを上げないといけない。そこは避けて通れませんね。

そもそもテレビCMって凄くて。

「たった15秒(もしくは30秒)で、いかに商品に興味を持ってもらうか?」
ここに全力を注いで作られたものなわけです。

しかもテレビCMを打っているなんて、
広告費をガンガン使えるくらい利益が上がっている企業であることの証左です。
(そういえば最近、広告費かけすぎて経営が傾いた企業もありましたね…)

まあいずれにせよ。

「どんな情報で、視聴者にどう感じてもらって、商品に興味を持ってもらうか?」
叡智を結集して作成されたシロモノであることには違いありません。

そこをテキストベースで理解できたら、
自分が商品を売るときの参考になるに決まっています。

と、ゴタクはここまでにして。

あれこれ言うよりも実際にやってみた方が早いので、
まずはCM内の情報をテキストベースに分解してみます。

②テキストベースに分解してみる

「レノア オードリュクス」
「日本の女性は、世界で最も睡眠時間が短いと言われている。」
★赤ちゃんに添い寝している女性。
★寝る準備をする若い女性。
「彼女たちに必要なのは、質の高い睡眠環境。」
「レノア オードリュクス スリープ」
「眠りのことを考えた初めての柔軟剤。」
★匂いを嗅いでリラックスしている女性。
「85%が睡眠環境をサポートしてくれたと実感。」
★ぐっすり寝ている女性たち。
「おやすみなさいの柔軟剤」
★眠りながら寝具の匂いを嗅ぐ女性。
「レノア オードリュクス スリープ誕生」

※「」はナレーション。

テキストベースに分解するときのコツとしては、セリフやナレーション以外の情報も書き出すこと。(★の部分です)

情報の90%は目から入ります。

「何が映っていて、何を表現しているのか?」

これを言語化してみることが、テキストベースでのコンテンツ消費する際の最重要ポイントといえます。

実際に書き出してみると、たった30秒ですが、思ったより多くの情報が詰まっていることが分かりますね。

③分解した情報を考察してみる

次に書き出した情報を1つ1つ考察してみます。
考察するときの取っ掛かりとしては…

  • その情報が何を伝えているのか?

  • その情報を見た人がどう感じるか?

このあたりを起点にすると考察しやすいです。

では、いってみましょ!


分かりやすく表にまとめてみました♪

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うーん、見事な流れです。

冷静に考えれば、質の良い睡眠を確保する手段なんて柔軟剤以外にいくらでもあります。日中の運動とか、寝る前に液晶画面見ないとか。

正直言って、柔軟剤なんて優先度低い。
にも関わらず「質の良い睡眠を取るためには、この商品しかない」というところまで思わせてしまう構成です。

そもそも、

「いくら質が良くしても睡眠時間はしっかり必要なのでは?」と、寝ること大好きな私は思うわけですが…^^;

どうしても確保できない、子育て世代や働き世代の女性をターゲットにしているのは明らかですね。彼女たちに「ゆっくり寝た方が良いよ!」なんて正論をかましたら「そんなん分かってるんじゃー!!」なるので、「じゃあ質の良い睡眠が大事だよ」と問題をすり替えて解決方法を提示しているわけです。

④情報の抽象度を上げてみる

ここまでの解説で、「テキストベースの理解」かなり分かってきたと思います。

ではいよいよ、それをどうやって自分のビジネスに転用するか?ということを説明していきますね。

獲得した情報を転用するためには、一度「情報の抽象度を高める必要」があります。そのために必要なのが本質的な知識です。

情報の抽象度を上げ下げできるようになると、いくらでも応用がききます。
だからこそ、本質的な知識を学ぶことが大切なんです。

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では、前項で考察した情報の抽象度を上げてみます。
今回も表にまとめてみました。

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はい、なんだかビジネスに使えそうな感じになりましたね!

商品の存在に気づいてもらう

問題提起して自分ごとだと思ってもらう

問題をすり替えて解決手段を提示する

問題を解決するためには、他の商品では不十分であることを伝える

理想の未来を具体的にイメージさせる

社会的証明で商品に対する不安を軽減

理想の未来を再提示する

現状から提示した理想の未来へ連れていくのはこの商品

ダメ押し

⑤自分のビジネスに転用してみる

ここまで思考できたら、実際に使ってみたくなってきませんか?

整理した情報をさっそくビジネスに転用してみたいと思います♪
今回の情報はセールスレターに使えそうですよね。

なので、

『商品の作り方を教えるコンテンツ』をセールスするという設定で使ってみましょう!


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すごーくサクッと書いたので改善の余地ありまくりですが、
一応カタチにはなりましたね!

どんな形であれ、自分で完成させてみることが大事です。

セールスレターの書き方を100個の教材で学ぶより、
よっぽど実力がつくので。

今回は、テレビCMからセールスレターという同ジャンル(大きく括ってビジネス系)での解説でしたが…【別ジャンル→ビジネス】ももちろん可能ですし、むしろそっちの方が考えるのが楽しいです。

また別の機会に記事にしてみようと思います♪

まとめ

ここまでお付き合いいただきありがとうございます&お疲れさまでした!

頭疲れませんでしたか?
私も最初の頃はヒーヒー言ってました。笑

でも何回かやれば慣れてきて、頭が勝手に処理するようになります。
続けてみると、どんどん楽しくなってきますよ^^

最後に今回の内容をまとめてみたので、
頭を整理しながら読んでみてください。


◆テキストベースで理解するアンテナをはろう!
=コンテンツを消費するときはテキストベースで分解&考察してみよう。

なぜなら…楽しい&やるメリット大きすぎだから。

【テキストベースでの理解に慣れると…】
①世の中に星の数ほどあるコンテンツすべてが教材になる。
→成功事例を自分の発信や商品に転用し放題。

②映画、YouTube、テレビetc.
何を観ていても「ビジネスフィルター」を通した解説をすることができる。
→情報や知識に自分独自の解釈を付けられる(=付加価値となる)&日常生活すべてがネタになる
→単なる知識の切り貼りじゃない「自分だけのコンテンツ」を作れるようになる

「あなたの言葉だから」読みたい
「あなたの考えだから」知りたい
「あなたの商品だから(orあなたがオススメするモノだから)買いたいです」の第一歩

 

◆テキストベースで理解できるようになるための最初のステップは、

コンテンツの消費者(情報の受け手)としての自分の感情に、
ビジネスを勉強・実践しているもう一人の自分(情報の生産者)が気づくこと。

その後は3ステップで完了♪

  1. 感情が動いたコンテンツをテキストベースに分解

  2. 分解した情報を考察

  3. 情報の抽象度を上げて、自分のビジネスに転用

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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