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おすすめの月形『水戸黄門』作品 3選

おすすめの月形『水戸黄門』作品 3選


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皆さんこんにちは。

11月13日が茨城県民の日ということで、今回は水戸黄門映画の中で特におすすめの3作品を紹介します。

水戸黄門と聞くと「印籠出してガハハと笑う勧善懲悪の説教臭い話」のイメージがありますが、それはTBS黄門の話。

映画の水戸黄門は黄門様は怒ると怖いし、お供の助さん格さんが隙を見てはお酒を飲もうとしたり、だらしが無かったりと、兎に角コミカルで面白い!

また、当時はないはずの物が登場したり、位と装束に関する決まりとも言える「有職故実」が独自解釈だったりと、今ほど時代考証は正確ではありませんが、その分映像的なかっこよさが重視されていて映像的にもカッコいい仕上がりになっていたりします。

今回はそんな昔の水戸黄門の中でも、東映の大スタァ月形龍之介が出演し、現代でも面白いと思える作品をピックアップ!

東映全盛期、時代劇映画の頂点と言える時代の最高傑作を是非ご覧ください。

 




水戸黄門(1957年)

 Amazon.co.jp: 水戸黄門(1960年)を観る | Prime Video
出典:Amazon

あらすじ

諸国漫遊の道すがら、江戸へとやってくる黄門様御一行。江戸城下で見かけた不審な駕籠が気になり、後を追う。その駕籠に乗った人物とは、高田藩家老・小栗美作であった。実は、小栗は実子を藩主と養子縁組させ、お家を乗っ取ろうと策謀していたのである。これを知った黄門様一行は黙って見逃す訳にはいかず、このお家騒動を鎮めるために動き出すのだが、さらに事件は大きくなり、幕府転覆の大陰謀へと発展していく…。果たして、黄門様一行は、この事件を無事解決することが出来るのでしょうか…。

(C)東映 

見どころ

この作品ではかなり光圀の厳格さが表れており、生類憐みの令の弊害を目の当たりにした光圀は野犬の皮を将軍綱吉に献上することで抗議したり、さらには藩の乗っ取りに手を貸した家臣に対して「介錯してあげなさい」と命じるなど、人柄が良く仏のような優しい黄門様のイメージが強いTBS版と比較するとかなり冷酷な描かれ方がしていると感じるかもしれません。

特に介錯の件に関しては、TBS版では懲らしめたりすることはあっても、ダイレクトに「殺せ」と命令することは極めて稀ですので、TBS版しか知らない世代にとっては大変ギャップを感じるかと思います。

また、黄門役の月形龍之介先生は他の作品では悪役を演じることが多く、相手を威圧するシーンでは「控え」の一言だけでも途轍もない緊張感が走ります。

生類憐みの令に関しては史実と異なりますが、こういった事実の改編もまた昔の時代劇の乙なところかもしれません。

 

追記:2023年12月1日

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水戸黄門 天下の副将軍


 出典:Amazon

あらすじ

 極めつけ、月形龍之介の水戸黄門に、時代劇のオールスターがズラリ顔を揃えた超豪華版。東映時代劇全盛期に作られた本作は、公開当時、大ヒットを飛ばしたのはもちろんのこと、その完成度の高さからシリーズ中の傑作と評判を呼んだ注目作。天下の副将軍・水戸黄門が、我が子、高松藩主・松平頼常狂気の噂を耳にして、その噂の裏に隠されたお家乗っ取りの大陰謀を暴かんと高松へ乗り込む物語を、軽妙洒脱なタッチに加えて、スピード感あふれる手法を駆使して描き出す。剣あり、恋あり、唄あり、笑いあり、そして父子の情愛を盛り込んだ内容は、まさに天下一品の娯楽超大作。

(C)東映 

見どころ

昭和の歌謡界を牽引した美空ひばりさん、そして後のTBS版水戸黄門の5代目光圀となる里見浩太朗さんが渥美格之進として出演しています。

若かりし頃のお二方を映像作品として視聴できる作品の一つです。

 

物語は、光圀の養子に出した実の息子が狂気になってしまうという極めてショッキングなお話ではありますが、作品の演出などはかなりコミカルに描かれています。

まず、助さん格さんが黄門様や側用人といった上役の目を盗み宿場町で遊ぶのですが、そこでの支払いが出来ず困ってしまいます。
今で言えば、出張中に上司の目を盗んでキャバクラに行き、その勘定が払えないといったところでしょうか(笑)

また、当時の超大御所俳優、大河内傳次郎先生が出演しているのですが、非常にコント調の演技をしているのも面白い点です。

 

その内容上、現代の価値観で言えば不適切な表現もありますので、その点については視聴の際にご留意ください。

 

追記:2023年12月1日

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水戸黄門(1960年)

Amazon.co.jp: 水戸黄門(1960年)を観る | Prime Video
 出典:Amazon

あらすじ

 御存じ東映名物黄門さまが、助さん、格さんを従え、今回は連続放火事件の謎を追って風雲急を告げる大江戸に姿を現わし、幕僚、公卿、不逞浪人、悪徳商人が入り乱れる大事件を町人長屋の人々の助けをかりて無事収めるといったオールスター時代劇作品。キャストには、今回特筆すべきは、中村錦之助の生きのいい江戸っ子火消し放れ駒の四郎吉の活躍振りは必見!なんと天下の副将軍である黄門さまをハリ倒ししてしまうのだ。そして、今度が十三回目の黄門さまという月形龍之介を筆頭に、片岡千恵蔵、市川右太右衛門、大友柳太朗、東千代之介、大川橋蔵、中村賀津雄、伏見扇太郎ら主演スターや丘さとみ、大川恵子、桜町弘子の人気三人娘の超豪華キャストが揃い踏み。

(C)東映 

見どころ

江戸で頻発する火事の原因を探る黄門様。その途中、ある事件に巻き込まれてしまうのですが
その時、町人たちに光圀であることがバレてしまいます。

水戸黄門というと、最後に身分をバラすのがお決まりと思われるかもしれませんが、最初からバレてしまうという展開はかなり新鮮に感じるかと思います。

(もっとも、映画の水戸黄門では町人などに対して基本的に身分を明かすことは少ないです。)

また、クライマックスでは実際にセットを燃えていたり、火事装束に身を包んだ大名の家来たちによる大名火消、町の鳶職による大規模な消火活動、現代の作品では考えられない規模のエキストラが登場する殺陣と、どのシーンを取っても迫力のある映像で盛り上がること間違いありません。

映像的なインパクトも大きいですが、物語も秀逸です。

将軍を補佐する立場でありながら、大奥から冷遇され厳しい立場にいる水戸藩3代目藩主綱條の苦心や、武道に優れながら太平の世でその能力を活かせず貧乏な浪人をしている井戸甚左ヱ門の直向きさなど、現代の人々の心を打つ物語になっています。

追記:2023年12月1日

現在、Amazon PrimeVideoの東映オンデマンドにて配信中!
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