メイン画像

【ネタバレ注意】『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』を見て思ったこと

【ネタバレ注意】『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』を見て思ったこと


70点
 
2024年1月26日に公開されたアニメ映画。
『機動戦士ガンダムSEED』については
過去に記事にしたことあるのでぜひ。
 
消化不良のフレイ――『機動戦士ガンダムSEED』批評
 
 
公開初日に見に行きました。
ガンダムといえばSEED、という世代なのでけっこう楽しみにしてました。
内容としてはまあまあと言った感じです。
期待を越えることもなく、失望させられることもなく。
 
監督はテレビシリーズに続き福田己津央が担当。
脚本は両澤千晶、後藤リウ、福田己津央の三人がクレジットされています。
後藤リウは
『ガンダムSEED』と『ガンダムSEED DESTINY』のノベライズを書いた人です。
 
映画に備えてSEEDはリマスター版を全話見ました。
SEED DESTINYはさすがに全話見る気にはなれなかったので
総集編だけ見ていました。
 
 
総集編よりさらに短くまとめたダイジェスト版が
期間限定でYoutubeで公開されています。
 
https://www.youtube.com/watch?v=yOzhctn33-Y&list=WL&index=27
 
https://www.youtube.com/watch?v=Pr4BS-DI1Zc&list=WL&index=26
 
 
※以下本編に触れていきます。映画をまだ見ていない人は注意してください。
 
 
さて内容ですが、
あくまでキラとラクスのメロドラマに決着をつけたかったんだな、という印象ですね。
2024年の今だからこそ「非戦」というテーマは追及しがいがあると思いますが、
そういった思想面には革新的なものはなく、
SEED DESTINYで登場したデスティニープラン以上のヴィジョンはありませんでした。
これは両澤千晶の影響が残っていたからなのか、
制作に時間がかかりすぎて今日性のあるテーマがなんなのか
というマーケティングに失敗したからなのかはわかりませんけど。
まあそれにしても、古い少女漫画原作のアニメみたいな演出は笑っちゃいました。
SEEDらしいと言えばSEEDらしいけど。
 
一方で、昔2Dで見ていたモビルスーツが3Dで動いているのには
純粋に感動しましたね。
 
ただ、SEED DESTINYの後半くらいからそうなんですが
モビルスーツの性能がパワーインフレしていて
何がすごいのかわからず戦闘描写が冗長なんですよ。
 
特に映画の後半は話が駆け足になってたから
より勢いでごまかしてる感が強かったです。
 
わざとなのかもしれないけど
ニュータイプみたいな、テレパシーで相手の気配に気づくくだりはなんなの?
コーディネーターにそんな設定あったっけ?
 
そして最後の最後で、SEEDお得意の裸芸が登場して
ニヤリとさせられました。
 
……結局アスランの女はメイリンってことでいいの?
 

アカウントを作成 して、もっと沢山の記事を読みませんか?


この記事が気に入ったら ダン・ムラカミ さんを応援しませんか?
メッセージを添えてチップを送ることができます。


この記事にコメントをしてみませんか?


ポップカルチャー評論家
専門分野は映画、ドラマ、小説、アニメ
映画、ドラマ、小説、アニメのレビュー記事がメインです