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マイナンバーカードとSNSアカウントを紐付けることも画策中。ゴールは言論統制しやすい社会?

マイナンバーカードとSNSアカウントを紐付けることも画策中。ゴールは言論統制しやすい社会?


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ます。

なぜ、政府は国民にマイナンバーカードを取得させることに躍起になっているのでしょうか。なぜ、あれもこれも、とマイナンバーカードと結び付けたがっているのでしょうか。

まずは利権。

それだけではなく、やはりこれも目的だったか、というのが露になってきたニュースが出てきましたので、ここではそれを記録していきます。

SNSアカウントとマイナンバーカードを紐づけることをやはり考えている

マイナカードを利用し年齢制限も 河野デジタル相 迷惑動画問題で|FNNプライムオンライン

河野デジタル相「いろいろなサービス(SNS)のアカウントを作るときに、マイナンバーカードで認証を最初するということにすれば、年齢制限をきっちり守ることができますから、そういうところにも、(マイナンバーカードが)役に立ってくると思う」
2023.02.12 FNNプライムオンライン

河野太郎大臣はデジタル担当ということもあり、マイナンバーカード普及に勤しんでいます。そんな彼が今まで打ち出してきた提案は以下の通り。(河野太郎大臣が勝手に言っているものもあれば、自民党内でそういう話になっているものなど、色々ありますが区別せずに書き出します)

  • Suica等の交通系Iカードと紐づける(前橋市ではすでに実証実験中)
  • 健康保険証
  • 運転免許証
  • スマホと結びつける
  • チケット購入
  • 金融機関との提携
  • 民間事業者との提携(各証明書発行等)
    ※主にパソナを想定していると思われます

SNSとマイナンバーカードを紐づけることの目的は?

はっきり言ってしまえば最終目標は「言論統制をしやすくするため」、これに尽きます。

迷惑動画投稿を切り口として「年齢制限をきっちり守ることができるようにすること」を理由にしていますが……「未成年の登録防止のため」ということは、結局は「全員」が登録しなければならなくなります。「成年である」ことの証明のために。

そうすれば、いくらアカウント名を本名以外にしていたとしても、国家からしたら、誰なのかたやすく特定できるようになります。マイナンバーカードを何かと紐付けるには「デジタル庁に対して、氏名、住所、生年月日及び個人番号を提供すること」が基本ですから。

そうして。
国家は各SNSをエゴサーチして、政府に批判的な人を特定し……そのアカウントを凍結することはもちろんのこと、「国家反逆罪」等の罪に問おうとすることも視野に入れているかもしれない、ぐらいには考えておいた方がいいと思います。

実質、河野太郎大臣はエゴサしまくって、イエスマン以外の人たちのことを積極的にブロックしているということからも、そして、既に、日本の報道の自由はかなり奪われかけているということからしても。(NHKなんてのは、もう完全に自民党の広告塔ですからね)

改憲草案では、言論統制できるようにしている

先ほど「言論統制」「国家反逆罪」と書きましたが、それはいくらなんでも言い過ぎだと、まさか、と思われたでしょうか?

ですが、自民党が提唱している改憲草案の中身、ご存知でしょうか?

まず、現在、河野太郎大臣のこのような発言(マイナンバーカードとSNS)に対して私たちが批判ができるのは、日本国憲法第21条にて私たちの表現の自由が守られているからです。例えばツイッターでデモを起こせるのも、この憲法があるからこそです。


ところが、改憲草案では以下の一文が追加されています。

前項の規定にかかわらず、公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を行い、並びにそれを目的として結社することは、認められない。

「公益及び公の秩序」というのは、言い換えれば「国家の利益、国家が求める秩序」です。そう、自民党の利益、自民党が求める秩序。

そして「害することを目的としたかどうか」の判断も、国家権力側ができるようになっていることに注意です。

詳細はここで解説しています。(新規ウィンドウにて開きます)
【日本国憲法第21条の解説】表現の自由は憲法で保障されている | そうだ、憲法を知ろう (nannokaisha.com)


また、憲法というもの1条1条が独立しているのではなく、すべてが繋がっています。他の改憲草案とも絡めて考えると、実際に改憲がなされたら、それこそ私たちは完全になにもできなくなります。基本的人権も尊重されなくなりますから。

そういう未来、いや、過去の繰り返しになることが、現実に近づいてきています。

あとがき

迷惑行為は「未成年だけ」がしているものなのでしょうか?違いますよね。

こういった行為をもっとしっかり取り締まれるようにすればいいだけのことです。今話題の迷惑行為はもちろんのこと、例えば盗撮やいじめにしても、それらを明確に「犯罪行為」にし、しっかりと罰することができるようにすればいいだけの話ではないでしょうか。

他の利便性向上を図るために~云々についても、もっとやることがあるだろ、ということばかりなのですよね。(健康保険証にしても、既存のをわざわざ廃止する意味がどこに?レベルですし)

そういうことをせず、なんでもかんでもマイナンバーカードと紐付けたがることの真意。それに加えて、自民党がやりたがっている改憲草案の中身。


確かに、国家は「その気になれば」私たちのありとあらゆる情報なんて調べ上げることができるでしょう。それを理由に「元々知られているだろ、何を怖がっているの?www」なんていう人もいますが、さすがにそれは楽観的過ぎるのではないでしょうか。

いくら国家権力であろうと、今はしかるべき手続きを踏まなければ、私たち国民の個人情報を知ることなんてできません。いくらこれが建前だとしても、それは大切な建前です。

ですが、マイナンバーカードを紐づけていくことで、そういった建前が崩されていくのです。紐づけた個人情報をデジタル庁=国家にあげているのですから。そうして、訴えることさえも難しくなっていくでしょう。


そうやって「少しずつ」包囲網がせまってきて、気づけば身動きが取れなくなっていきます。そうなる前に、止めていかねばなりません。最初の「大原則」に戻らせていかねばならないと思います。

一つ、何かを許したら、なし崩しにあれもこれもとしてこようとしてくるのが今の自民党ですから。

■関連記事

自民党政権ははなぜこんなにもマイナンバーカードを推すのか? (topview.jp)

【日本国憲法第21条の解説】表現の自由は憲法で保障されている | そうだ、憲法を知ろう (nannokaisha.com)


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