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秋は白い果物が美味しい!梨について。

秋は白い果物が美味しい!梨について。


秋は中国の五行説の考えから、「白秋」とも呼ばれます。

その名にぴったりの秋が旬の果物と言えば、そう!梨です!

 

先日立て続けに梨をいただいたので、幸せな気持ちで毎日食後やおやつにいただいています。

ありがとうございます~♪

 

ところで梨って、弥生時代から食べられていたことはご存知ですか?

弥生時代の後期(1世紀から2世紀ごろ)の遺跡である登呂遺跡から、梨の種が見つかっているのです。

これは居住地の近くからしか発見されていないことを考慮し、大陸(中国)から稲作と同じように持ち込まれたのだろうと専門家は予想しています。
つまり、梨栽培が弥生時代に行われていたということですね。

 

そして少し時代は遡って奈良時代。『万葉集』の中の3首の歌に梨が出てきます。

一つ例に挙げます。

「梨棗(なつめ)黍(きみ)に粟嗣(つぎ)延(は)ふ田葛(くず)の後も逢はむと葵(あふひ)花咲く」

(なし、なつめ、キビにあわがついでみのり、蔓を伸ばすくずのように後にまた会おうと葵の花が咲きます)

そして693年持統天皇の詔が『日本書紀』に記されているのですが、桑・カラムシ(繊維を取る植物)・栗・カブとともに梨を栽培して、「救荒作物」とせよとのこと。

 梨は重要な役目を負っていたのですね。

江戸時代の後期には、全国各地で梨の栽培が盛んに行われていたことが分かっています。
梨は古くから、日本人に親しまれてきた果物だったのです。


梨は、甘くて美味しいだけでなく、ソルビトール・アスパラギン酸・クエン酸・カリウムなど夏の暑さに疲れた体を優しく整える働きをする成分を多く含んでいます。

特に整腸作用のあるソルビトールは、果物の中で梨が一番多く含んでいると言われています。

きっと古代の人々も梨を食べて夏の疲れを癒し、来るべき冬を乗り越えられるように、秋の体を整えたのでしょう。

 

こうして梨について調べていくと、梨を贈ってくださった方々の思い、きっと私たち家族の体が喜ぶようにとくださったのだなぁと分かるので、有難くて仕方ないです。

 

命を頂きながら、人の思いを頂きながら、生きていることを再認識した今日でした。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました!


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童話作家に憧れ、なりたいと願っているおばさんです。TOP VIEWでは、【嫌われ者・役立たず それ ほんと?】シリーズや自作の童話や詩を載せています。詩集をKindle出版しようかと考えていましたが、TOP VIEWに載せた方が稼げるかも思い、載せることにしました。感想をいただけましたら、とっても嬉しいです!宜しくお願いいたします。

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