1973年5月3日 「シカゴに当時世界一の高さのビルであったシアーズ・タワーが完成」
1973年5月3日 「シカゴに当時世界一の高さのビルであったシアーズ・タワーが完成」
1973年5月3日、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ市のダウンタウンにあるサウス・ウェルズ・ストリートとジャクソン・ブールバードの交差点に、シカゴで初めての超高層ビルであり、当時世界一の高さを誇るシアーズ・タワーが完成しました。
このビルは、当時のシアーズ・ローバック・アンド・カンパニー（英語: Sears, Roebuck and Company）が自社のオフィスとして建設したもので、アメリカ国内のイリノイ州内でもっとも高いビルとして建設されました。設計は、アメリカ合衆国の建築家フロイド・C・パンシェックによって行われ、その高さは443.2メートル（1,454フィート）にも達し、当時の建物の高さの世界記録を塗り替えました。
シアーズ・タワーは、鋼鉄製の外装と1万4千枚以上のガラスパネルで構成されており、全108階建てで、地下1階を含め総面積は41万9千平方メートル（450万平方フィート）にも及びます。当時は、エレベーター技術がまだ発展していなかったため、最上階に上がるには階段を使う必要がありました。
シアーズ・タワーは、完成当時からシカゴ市のシンボルとなり、世界中から観光客が訪れる人気の観光スポットとなっています。その後、2009年に、イギリス系保険関連企業のウィリス・グループ・ホールディングスが命名権を取得し、現在のウィリス・タワーと改称されました。今でも、シカゴ市内に存在する最も有名で高級なオフィスビルの1つであり、アメリカ国内で2番目に高いビルとして、世界中から多くの人々が訪れるスポットとして存在しています。
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