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1982年3月29日 「スティービー・ワンダーとポール・マッカートニーのシングル「Ebony and Ivory」がリリース」

1982年3月29日 「スティービー・ワンダーとポール・マッカートニーのシングル「Ebony and Ivory」がリリース」


1982年3月29日、ポール・マッカートニーとスティービー・ワンダーの歴史的なコラボレーションが実現しました。その作品こそが、「Ebony and Ivory(エボニー・アンド・アイボリー)」です。


この楽曲は、マッカートニーのアルバム『タッグ・オブ・ウォー』に収録され、後に『オール・ザ・ベスト』や『ピュア・マッカートニー〜オール・タイム・ベスト』にも収められました。1981年2月28日、モントセラトのAIRスタジオで録音されたこの曲は、マッカートニーとスティーヴィーの二人だけで演奏されました。


「Ebony and Ivory」は、ピアノの黒鍵と白鍵が一つのハーモニーを奏でるように、人々が調和することをテーマにしています。スティービーとマッカートニーのデュエットは、白人と黒人、無色人種と有色人種の融合を歌い上げ、世界中で反響を呼びました。


この曲は、アメリカのビルボードで1982年5月15日に1位を獲得し、7週間連続で首位を維持しました。さらに、イギリスでもチャート1位を獲得し、マッカートニーにとってはビートルズ解散後、初めての1位獲得となりました。


ミュージック・ビデオでは、二人が一緒に出演していますが、実際には別々の場所で撮影され、合成されています。1989年のマッカートニーのライブ・ツアーでは、スティービーがロサンゼルス公演でサプライズ出演し、再びデュエットを披露しました。


2010年には、マッカートニーがアメリカの音楽賞「ガーシュウィン賞」を受賞し、バラク・オバマ大統領の前でスティービーと共に「Ebony and Ivory」を演奏しました。


この曲の12インチシングルには、マッカートニーのソロ・バージョンも収録されています。こちらはスティービーとのデュエットではなく、マッカートニーが一人でボーカルを担当しています。


「Ebony and Ivory」は、異なる人種や背景を持つ人々が調和し、共存することの重要性を歌った名曲として、世界中で愛され続けています。


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