「奪うから足りなくなる。与えるからあまる」

こんな言葉、聞いたことあるんじゃないですか。

わたしも知ってはいたのですが、

この言葉の意味を
深いところで理解できていたのか、といえば
よくわかっていなかったのだと思います。

今回、あるきっかけで

「そういうことか～」と

ほんのすこしだけ腑に落ちた感覚があったので
記事にしてみます。

〇「総量」は増減する

わたしが気づくきっかけになったのは、
あるお金勉強系のYouTube動画です。

この１～２年、
全世界的に停滞している経済を活性化させるために
各国中央銀行がこぞって「金融緩和策」と称して

市場にお金をバラマキました。

要するに、

「お金が足りないなら、たくさん刷って
お金がたくさん出回ればいいじゃな～い」

ということです。

 結果、お金の価値が下がり、モノの値段が上がっています。

一部の国では、
金融引き締め政策にかじを切りはじめました(^^;

この話を聞いて、

 「え！お金って

量を増やしたり減らしたり、コントロールできるの？？」

って思っちゃったんですよね。

経済に詳しい人なら
「なにをいまさら」なのかもしれませんが(笑)。

お金の全体量は決まっているっていう考え方だと

自分の取り分を確保しようとして
「競争」とか「人を押しのけてでも奪い合う」

あるいは、
自分の分を取られないように
疑心暗鬼になったりしちゃうのかなと。

全体量は決まっていない、
いくらでも増やせるんだと思えれば、

わざわざほかの人のを奪わなくても
自分の取り分はちゃんとあるし、

まわりに足りない人がいれば

自分の分が一時的に減ったとしても
躊躇なく分け与えることができる。

もともとの考え方が

「これだけしかないんだ」と思うか
「いくらでも増やせるんだ」と思うかで

全然違ってくるということです。

これは「お金」に限った話ではありません。

〇「お金」「人間関係」「しあわせ」そして「時間」

「足りないなら増やせばいい」

かなり乱暴な考えですが(笑)

これってお金だけでなく、

「人間関係」や「幸福感」なんかもそうじゃないかと
思ったんですよね。

終わってしまった人間関係にしがみつかなくても、
しあわせそうな誰かに嫉妬の炎を燃やさなくても、

ほかにいくらでもあるんだ、と思えれば、

「新しい人との出会い」
「自分だけのしあわせ」

 ちゃんと手に入れることができるのです。

もしかしたら、

「時間」についても
同じようなことが言えるかもしれません。

「１日２４時間はすべての人に平等」

 確かにそうです。

人によって「２６時間」あるだとか
「２０時間」しかない…なんてことはありません。

でも最近わたしは、
これもなんか違うかも…と思い始めています。

好きな人との食事会の２時間はあっという間。
義務で参加する飲み会の２時間はなかなか終わらない。

そんな経験ありませんか。

同じ２時間のはずですが、
どういう気持ちで過ごすか、によって
時間の感覚にだいぶ差があるのではないでしょうか。

費やした時間は同じでも

いやなことをするのを減らし、
好きなことをする時間を増やすことで
満足度の高い、充実した日々がおくれるのです。

個人の「感情」が
唯一不変とされてきた「時間」をも変えてしまう…。

人によって、時間の総量が違う…

そういう考え方が
当たり前になる時代が来るかもしれません。

 〇まとめ

ほかの人が成功したり、上手くいってる話を聞いても、

自分の取り分が減ったわけではないと考えられれば、
極端に悔しがったり、嫉妬をしなくてすみます。

「じゃあ、わたしもがんばろう！」って思えれば
自分のところにも「ほしいもの」は来るのです。

こうしてみると

他人の足の引っ張ることが
いかに無意味で無駄なことなのかが
よくわかりますよね。

「個人戦」から「団体戦」へ。
「競争」から「協創」へ…。

これからの時代は確実に
こっちの方向に向かっていきます。

https://twitter.com/azukina_life/status/1531024382654840832?t=iPWw20_JHtj4HgJjfs49lw&s=09

※こちらの音声配信でも話しています！

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