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昭和なスナックの日常19

昭和なスナックの日常19


小説風 本当にあったお話
ある夜のとあるスナックでの出来事。
 
そこは昭和な雰囲気のスナック。
レトロ感漂う店内。
お客が15、6人も入れば満席になる。
そんな店内に今夜もお客がやってきた。
 
今夜もいつものように扉が開く。
カラン、カランと音がする。
そしていつものようにママが声を掛ける。

ママ
「いらっしゃいませ」
「今、ちょうどあやさんのことを話していたところよ」
と、ママが言った。

あやさんがやってきた。
いつもように、お客と席をひとつ開けて座ろうとすると、先にきていたお客が隣を勧める。

そのお客とは、先週初めて言葉を交わした人だった。
そのお客は、あやさんのことが気に入ったようで、また一緒に話してもらえると嬉しいと話していた。

そのお客をちいさんと呼ぶことにする。

大抵が書きながらそのとき思った愛称を付けるので後で読み返さないとわからなくなってきた。
段々人数が増えてきた。

あやさんとちいさんはその夜は二人で話をしていた。

あやさんは、先週ママから、ちいさんを紹介されたとき、飲食店をやっていることを教えられていた。
だから、近所にあるのに行かないのも良くないなあと、休日のお昼に出向いたそうだ。

そのときに、電話番号を交換して今夜のこの時間にスナックにやってきた。

このスナックが出逢いの場になることは、度々ある。
あやさんは、何回もそんな誘いを受けているが、今回は、いつもとちょっと違うかもと思っていた。

いつもは、ただお酒を飲んだり、カラオケを楽しんだりと、スナックだけのこと。
今回は、ちょっと違うと感じているのは、ちいさんとその夜話した内容からそう感じていた。

ちいさんは、色んな人と出逢い社会的な活動もされてきた人で商売もやって、スポーツもこなしている。
あやさんよりかなりの年上であるが、バイタリティーを感じていた。

そのちいさんの積極的なことにも驚いていた。

ママがちいさんはよい方でしょうと誉めている。
長い付き合いのママとちいさんだから、言葉の信憑性はある。
安心できるママの言葉が、あやさんには重かった。

さて、今後このふたりの関係性は変わっていくのでしょうか。

今夜の話はいかがでしたか?
 
非日常が日常のスナックでの一夜の出来事を面白く小説風に描いていきます。
 
よろしかったら、「昭和なスナックの日常」の常連さんになりませんか?
 
 
~今回はここまで~
 
   2022年6月18日土曜日
 
      ライター:唯李
 
 
 
 











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唯李(ゆり)と申します。
stand.fmでオリジナル小説を朗読しています。
小説はモノガタリードットコムでアップしているものです。

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