【嫌われ者・役立たず それ ほんと?】第5弾 地震
【嫌われ者・役立たず それ ほんと?】第5弾 地震
阪神・淡路大震災や東日本大震災の記憶は、まだまだ新しいです。
多くの命を奪った地震。
その恐ろしさは言わずもがななので、今回はなぜ地震が起きるのか?を地球のメカニズム(プレート運動など)で見るのではなく、あくまでメリットはあるのだろうか?という視点で見ていきたいと思います。
いやいや、地震なんて良いことは一つもないでしょう?という皆様、ご意見はごもっともです。
しかし、地震を含めた自然科学の分野は、いまだ解明されていないことがほとんど。
もしかしたら、地震も「これも〇〇につながる自然現象だから仕方ないか。自衛に努めよう」なんて、思う日が来るかもしれないです。
今回はあまりメリットが見つかりませんでしたが、やっぱりありました。
では、見ていきましょう~。
地震が起きるメリット
●水の流れが変わって、木の成長が早くなる
2010年に、チリでも大地震(M8.8)が発生したことを覚えていらっしゃいますか?
その地震を経験した研究者が、渓流がある山の下の方の木の成長が早くなっていて、山の上の木の成長が遅くなっていることを発見したのです。
地震の後、山の谷間を流れる渓流からの地下水が増加したことが原因で、水文学(地球の水の流れや分布を物理的、化学的に調査する学問)の専門家であった研究者が発見しました。
木栓を取って炭素の同位体比率の割合を求める方法を取ったのですが、これは年輪が年どしの平均的成長を表すのに対して、ここ最近1か月くらいの成長をはかれる方法なのです。
そこで、チリ地震の影響で木の成長が早くなっていることが分かりました。
また、水量の増加によって、光合成も盛んになっていたことも判明。
この事実は、乾燥地帯で起こったとのこと。
チリの乾燥地帯ではメリットになりましたが、他の場所(例えばもともと水が豊かな地域など)でメリットとしてこの現象が起こるかは未知数です。
でも、乾燥地帯で木と水がいかに重要か知っていれば、この調査結果がいかにのちの学問に可能性を与えるか想像がつくかと思います。
また調査の方法自体も、他の地域の調査で「数千年前の地震の短期的影響を調査できるかも」「古代の地震と他の災害などが地下水に与えた正確な記録の再構築にもつながる」と期待を寄せられています。
Erthquakes boost tree growth論文
Earthquakes boost tree growth
なんだか今回はすっきりとはいきませんでしたが、もともとプレートのずれによって起こるのが地震です。
プレートが何のためにあるのか。プレートが動くのはなぜか。それは、固いプレートの下のマントルの流れによって引きづられるいう説が有力ですが、未だにはっきりとは分かっていない状況です。
それくらい、地震のことは解明されていないのですね。
自然界は、全くの無駄のない完ぺきな調和した世界。
何一つ無駄な命など存在しないことからも、そう言えると思います。
だから、きっと地震にも何か存在意義とあると思ったのですが、残念ながら今の段階ではこれが精いっぱいのようです。
地震の存在意義が何か分かれば、気持ち的に余裕ができる気がしませんか?必要以上に恐れなくて済むというか。
ですので、これから先もこの件について追って考察していきたいと思っています!
読んでくださり、ありがとうございました!
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調べていただいてありがとうございました!地震学者のロバート・ゲラー先生が「そこまで言って委員会」という番組で「地震は予知できませぇん!!」と物申したとき、会場内と視聴者の私は「えええ!!」とびっくりしたのを思い出しました。(もうけっこう前・・・10年以上前かも?)専門家ですら分からないことが多いのですから一般人はなおのことですよね。
24絵画インストラクター松本様
28「地震って予知できない!」みたいですよね。私も最初こんなに科学技術が発達しているのに……とびっくりしました。今回の地震についてやこのシリーズについて調べていて、本当に人間にはまだまだできないこと、分からないことがたくさんあるなぁとしみじみ思いました。人は驕っちゃいかん!ですね。読んでくださり、ありがとうございました!
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