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ある朝突然やってきた病気

ある朝突然やってきた病気


前回少し自己紹介でも触れたことですが、おさるの身体についてのお話しです。

病気というのは本当にある日突然やってきます。おさるの場合はそうでした。

朝、目覚めると左足の痛みがありました。その当時は林業を生業としていたので、山で仕事中に足をくじいたかぶつけたのだろうと軽い気持ちでした。

しかし、その鈍い痛みが段々と痺れ出してきたので近所の整形外科に行きました。
その時の先生の見立てでは、足の骨がズレているとのことで、電気を用いたリハビリをしようと言われました。でも、仕事が林業でかなりハードなので出来る限り早く復帰したかった思いもあり、セカンドオピニオンで他の病院にも行きました。

そちらの先生は、痺れがあるからこれは腰のヘルニアだろうからMRIで検査をしましょうと言われました。
その検査でも原因がわからず、ついに大学病院での検査入院がスタートしました。

2週間に渡り、全身ありとあらゆる検査をしてもらったのに原因は特定されません。

その間に左足の痺れはどんどん増していき、ついには自分で動かすことが出来ない状態でした。
ですが、理学療法士さんに筋力を落とさないため、関節を固めないためにメニューを組んで頂きリハビリを並行して行いました。

日頃から体力勝負の仕事ばかりしてきたので、体力には自身があったのですがいきなり自力歩行ができなくなると、一気に衰えます。

その後家に戻ってからも、作って頂いたメニューをこなしていました。

ですが一向に良くなる気配が無く、再度治療の為に大学病院に入院しました。
そして行った治療が、ステロイドパルス療法でした。
これは、誰しも体内でステロイドが生成されるのですが、その10倍の量を点滴で投与する方法です。

ステロイドはとても効果のある治療薬ですが、その反面副作用もある薬です。

全身の肌荒れ、血糖値が高めになる、高揚感により睡眠導入剤でないと眠れなくなるなどです。

おさるも、睡眠導入剤を飲むとウトウトしてきますが看護師さんの巡回の音ですぐ目覚めてしまい、それからは眠れずかなり滅入っていました。

しかしある日、気晴らしに病院内を松葉杖を使い散歩していると、子供たちが描いた絵が壁一面に掲示されている部屋を見つけました。

中を覗いてみると、ニットキャップを深く被った子供たちが楽しそうに折り紙を折っていました。

その光景を見た時に、

「この子たちは、病気で学校に通えなくてもこうして頑張っているんだ。」と気づき、

自分は足も付いているし、両手もある、話すことも食べることも出来るのに何で下を向いているんだと、

暗い気持ちの自分が恥ずかしい気持ちになりました。

このことがきっかけで、頭の中のモヤモヤが吹き飛びしっかりと前を向くことが出来ました。
そして、あの子供たちのように明るく恥ずかしくない生き方をしようと決心した瞬間でした。

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私自身「多発性神経炎」を患い、左足が麻痺している身体障害者です。障害があると、仕事を探すにも就職しても様々な制限があります。
さらに、ひとり親で二人の娘を育てていました。その経験から、PCのスキルを高めると、仕事を探すにも就職してからも非常にプラスになります。

現在では障害者雇用求人が確立され、仕事自体はたくさんあります。しかし、現状は厳しい状況です。

障害のある方の中には、人と対面で仕事するのが難しかったり、出社するのが難しいなど様々なことがあります。

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