自分の都合と相手の事情は、切り離して考えよう！

「自分の都合」と「相手の事情」を切り離す…。

これ、
わたし、まったくできてなかったんですよね。

相手の事情を一切考えず、自分の都合だけを押しつける

そんな、自分勝手で自己チューなところがあったなと。

〇この差はなんだろう…

このことをあらためて考えるきっかけになったのは、

ちょっと前に見たTwitterの投稿でした。

内容を要約すると、

コンビニのレジ待ち。
前に友人同士と思われる男性二人がならんでいた。
レジ担当が外国人で、不慣れな対応に、
そのひとりが（仮にAさんとします）、イライラして声を荒らげた。

それに対し、もう一人の男性が（Bさん）、
「外国から来て働いているだけで立派なんだから、
そんなこと言うもんじゃない」とたしなめた。

対応が遅くて、声を荒らげた人（Aさん）は、
自分の都合だけしか考えてないのに対して、

そんな友人をたしなめた人（Bさん）は、

そのことも含めて、相手の事情を考慮して考えることができた。

この差は何だろう、って考えてみたんです。

〇余裕があると視野が広がる

相手の事情を考慮し、察することができたのは、

「こころに、余裕があったのではないか」

余裕があるから、自分のことだけでなく、
相手のことやまわりのことを考えられたんじゃないか

そう思いました。

どうしても、

余裕がなくなると、
視野が狭くなり、まわりが見えなくなり、
自分本位の考えになりがちです。

たぶん、
ほかにもたくさんレジに並んでて、
みなさん少しイライラしながら待ってたと思うんですよね。

でもこの人（Bさん）は、

一生懸命、レジ打ちをしてる外国人スタッフ。
イラつく友人。
同じようにレジに並ぶ、他のお客さん。

そういう状況を、広い視点で見ることができていたから、

一方的にレジ担当の人だけが悪いわけではないことに
気がつけたのだろうと思います。

○自分の不機嫌は、自分でなだめる

今自分がイラついている、怒りを感じていることは、
「自分の勝手な都合」

もっと言うと、

「自分の思い通りにならないことに、
イライラしてるだけなんじゃないの？」

ってことなんですよね。

これって、子育て中とかでもありがちじゃないですか。

わたしの次男は生まれつき重い障害があり、
毎日お世話をしているのですが、

すべて準備が整って、時間通りに出かけられるぞ！

と思ったときに限って服を汚す…とか、よくあります。

全部着替えてから出かけると、当然遅刻してしまう…。

「わたしはこんなに大変なんだから、
ちょっとくらいは多めに見てもらえるだろう…」

という、なんというか、
「甘え」みたいなものが出てきてしまっていたんですよね。

相手からしたら、それってまったく関係ないことなんですが…。

はっきり言って、「知らんがな」ということです。

まとめると、

イライラすると視野が狭くなり、自分のことしか考えられなくなって、

「わたしには、コレコレこういう事情があるのだから、
少しくらいは（キレても、わがままいっても）許されるだろう！」

という甘えが出てきちゃう！

ということ。

自分の都合と、相手の事情を切り離して考える。

イラッとしたり、カチンときたり。

そんなとき、自分の感情に任せて、怒りをぶつけるのではなく、

ドミノ倒しみたいに、怒りがほかの人に行かないように、

自分のところで留めて置けるようにするのが
大事なのかな、って。

そのためには、

「とはいっても、この感情は、自分の都合なんだよね。
相手やまわりの人は関係ないんだな」

そういうふうに、ちょっとだけ立ち止まって考えられると、
視野が広がり、自分本位の考え方から抜け出せるんじゃないかって思います。

「自分のイライラを他人にぶつけて解消したい！」

「この怒りの落としどころをどこかにつけたい！」

こういう気持ちになるのは、当然あると思います。

だけどそれをしないために、

自分の都合そして相手やまわりの人の事情を考慮できる。

そういうことが大事なんじゃないかな

よく、

「自分の機嫌は自分で取るように」と言われるけど、

もしかしたら、

「自分の不機嫌は、自分でなだめる」

ことの方が、もっと大事かもしれませんね。

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