好きなことは人生を豊かにする。

人は自分が生まれてくる時代も国も環境も容姿も才能も、自分で選べません。それを宿命と呼ぶのかもしれませんが、生まれつき恵まれている人を羨ましく思うという感情は、誰でも持っている感情です。

人を羨ましいという感情は当たり前にあるものですが、時に自分を殺すことがあります。「自分なんてだめだ」「自分なんて生きている価値がない」。

そんな時、あなたに生きる希望を与えるもの。今回はそれをお伝えします。

◆好きなこと、それこそがあなたの希望！

「好きこそものの上手なれ」という諺もあるように、好きなことは才能です。それがあなたの人生を照らす希望です。

（あれ？ちょっと待って。私音楽が大好きだけれど、プロになれる才能なんてなくて全然だめだよ）

音楽が書き物になったり、スポーツになったり、勉強になったり形は違えど、そういった声は当然あがるでしょう。

思うように成果が上がらなくたっていいのです。好きなことがあるだけ、それだけで人生は違ってきます。まず、夢中でできることは、大きなストレス解消になります。我を忘れて没頭するぼど好きなことは、あなたの脳にとって宝の時間となるでしょう。

そして、好きなことは続けられます。多少才能が自分でも足りないと思っても、「継続は力なり」で必ず好きなことは小さくても芽が出ます。

音楽の世界一つとっても、世界を股にかける演奏家から学校の音楽教師、地域のコーラスグループまでその活動は様々です。そして、自分の好きなものを自分の身の丈で楽しめるのは、とても幸せなことです。仕事に貴賤がないように、好きなものにも貴賤はありません。むしろ、背伸びしないで自分のできる努力や経済力の範囲内でできる好きなことは、プレッシャーやストレスが少なく、人生をとても豊かにしてくれるでしょう。

◆好きなことで挫折した方へ

確かにプロを目指していたりして、それに努力が届かないことは辛いですね。心から好きなことを楽しめない精神状態に陥っているかもしれません。時にプロになれた人を見て、羨ましくなり、自暴自棄になってしまったこともあるかもしれません。

そんな時は、誰かにそっとその好きなことを披露してみてください。褒められる、認められるから離れて、例えば陸上選手の夢を諦めた方などは、ご自分のお子さんや親せきのお子さんなどに走り方を教えてあげてみてください。誰かの笑顔や「ありがとう」は、きっとあなたの心を柔らかくして好きなことを楽しめていた頃の自分に戻してくれるはず。

多くのプロを諦めた方は、人に教えたりすることで好きなことに関わっています。だって好きなものは好きだから。そして、好きなものはやっぱりあなたの生活の支えになり、やっぱりあなたの心を潤してくれるのです。それに、自分で選手として活躍するよりも、コーチとして指導する方があっている場合もあります。好きなことに関わる道は、何も一つではないのです。
そして、好きならば再チャレンジすることだって可能！年を重ねてから見えるもの、できるものは必ずありますから、チャンスだって一回二回ではありません。

◆好きなことがないという方へ

本当にないですか？極端な話、昼寝が好きなことだって大事な好きなことです。だって、昼寝は今や午後のパフォーマンスを向上させるというめちゃくちゃ高い使命を帯びているのですよ。ぜひTOPVIEWで昼寝の体験談をお聞かせください(笑)それだって誰かを笑顔にします。

食べることでも事務作業でも折り紙でも恋人でも、それらはとてもあなたの人生を豊かにするものです。絶対どんな人にもあると思います！そして、好きならばいつかその経験もきっと役に立ちます！

まだ分からないという方に、好きなことを探すポイントをお伝えします。
 

1， 流行に左右されずに、子供のころから好きだったものをもう一度見直してみる

2， これはお金になりそうと考える前に、やりたい！と思ったものが好きなこと

3， 時々いやだと中断しても、結局またやりたくなってしまう

これらに当てはまったら、それはあなたのすきなことです。30分くらいの短時間でもいいので、好きなことに触れられる環境を整えてくださいね！

終わりに

「自分にはあの人のようにプロになれる恵まれた才能なんてない。だから自分には価値がない」。そう思いがちな人がいらっしゃったら違いますよ！みんな神様や両親やご先祖様から好きなことというギフトをもらっているのです。ぜひそれを誰かの笑顔のために役立ててください。そこに絶対希望という字が見えますから！

好きなことに貴賤はありません。大事なのは、好きなことを楽しんであなたや誰かが笑顔になること！読んでくださってありがとうございました。