日常でよくある心理効果３選②【心理学】

どうも、ユーリです。


今回も、日常でみられやすい心理効果を３つほど紹介いたしますので、よかったら最後まで読んでいってください！

その中で、何か一つでも参考になるものがあると幸いです。


では行きましょう！！




【バーナム効果】

バーナム効果は、心理学の用語で、人々が一般的に自分自身に関する説明や評価を受け入れやすい傾向を指します。


具体的には、人々は自分に関する一般的な特徴や性格の記述が自分に当てはまると感じる傾向があります。この効果は、バーナム効果として知られるようになりました。


この効果は、アメリカの心理学者「ポール・ミール」が1956年に、Ｐ・Ｔ・バーナムの「誰にでも当てはまる要点というものがある」という言葉に因んで名づけました。また、アメリカの心理学者「バートラム・フォア」がこの心理現象を実証するための実験を行ったことから「フォアラ―効果」とも呼ばれています。


私たちの生活の中でよく目にする、「占い」や「心理テスト」は、このバーナム効果を使用した代表的なものになります。


「占い」も「心理テスト」も、一度やってみると、自分に当てはまるものが何か一つはあるのではないでしょうか。この二つはバーナム効果を巧みに利用して相手の心をつかんでいるのです。そして、それが商売として成り立つ場合もあります。


このバーナム効果は「占い」にせよ「心理テスト」にせよ、「自分にとって都合のいい言葉」ほど効果を発揮しやすいです。

「占い」や「心理テスト」でこういう表現を見かけませんか？
・「あなたは○○という傾向があります」
・「普段あなたは○○ですが、ときには～になるときもあります」


このように、曖昧な表現やどちらに転んでも当てはまるような表現を使いながら、相手の心をつかんでいくのが、バーナム効果の特徴です。




【ハロー効果】
ハロー効果は、心理学の用語で、人々が他人に対して一つの良い特徴や印象を持っている場合、その他の特徴や印象も自動的に良いものとして評価する傾向を指します。つまり、一つのポジティブな特徴が他の特徴にも影響を与え、全体的な評価を歪めることがあります。


例えば、外見が魅力的な人は、自動的に知性や親切さなどの良い特徴も持っていると思われることがあります。この効果は、ハロー効果として知られています。


この効果は、アメリカの心理学者「エドワード・ソーンダイク」が1920年に発表した論文のなかで初めて提唱されました。
ちなみに「ハロー」とは「神様などが放つ神聖な光」という意味の「後光」のことを指します。


よくマーケティングや広告などで使われている『3B（「美人（Beauty）＝きれいで魅力的」「赤ちゃん（Baby）＝純粋無垢で愛らしい」「動物（Best）（見ていて癒される）」』はこのハロー効果をうまく使ったものです。


この「3B」の印象を利用して自然に商品やサービスの印象を高めることができるので、広告やCMなどで頻繁に使われることが多いです。よい印象を持つと購買意欲が向上したり、その商品に対して抵抗感や警戒心を抱きにくくなり、購買へのハードル下げることができます。


このように「ある特定の目立つ特徴に、その他の特徴に対する評価が引っ張られる」心理効果のことを言います。また、「3B」以外の目立つ特徴としては、「経歴」「容姿」「資格や実績」「年齢」「出身地」などがあります。




【カチッサー効果】
カチッサー効果とは、「人に何かを頼む際に理由をつけると承諾されやすくなる心理効果」のことです。


この効果では、心理学者の「エレン・ランガー」が行った実験が有名です。この実験は、人に何かを頼む時に単に「○○してもらえますか？」と言うよりも「○○なので、○○してもらえますか？」と理由をつけると承諾されやすい、というものです。


また、ささいな頼みごとの場合は、頼みごとの内容とあまり関係のない理由、こじつけでも承諾されやすいです。


なお、カチッサーの語源はテープレコーダーの再生ボタンのカチッという音と砂嵐のサーという音で、このことからカチッとサーを掛けてカチッ・サー効果と呼ばれています。


このように、ある働きかけや理由付けによって、深く考えることなしに、ある行動を起こしてしまう心理現象を指します。


というわけで、今回も日常でよくある心理効果3選！を紹介しましたが、いかがでしたか？
まだまだ日常生活の中で意識しないと気づけない、心理効果はたくさんあるので、これからも紹介していきたいと思います。


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それでは！