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やっと診断がついて

やっと診断がついて


おさるは大学病院で、入退院を繰り返しあらゆる検査や治療を受けました。

そして約2年ほどかかり、やっと病名が「多発性神経炎」であると診断をもらうことができました。

これによりハローワークに、失業者として登録することができます。

それまで就いていた林業は休職扱いにして頂いて、協会けんぽ傷病手当金を申請してそのお金で生活をしていました。

傷病手当金は、働いていた人が急な病気やケガで仕事が出来なくなった場合に支給されるお金です。
最大で1年6か月まで支給されます。
こちらの申請は、協会けんぽに書類を提出するだけなのですが、おさるの場合は林業の会社にまだ所属していたので休職により、給与をもらっていないことを会社に書いてもらい医師の診断書と供に申請します。

なので、まず主治医に診断書をお願いして、会社に証明をお願いするので書類が出来上がるまで待たなくてはなりません。その為会社の社長とお話しして、この状況ではお互い気を使うし治る見込みも不透明なので辞職させて頂きました。

このような場合に相談できる存在として、病院にはケアマネジャーさんがいらっしゃいます。
これからどう生きていくべきかをケアマネージャーさんと相談しながら、同時にハローワークにも仕事の相談に行きました。

しかし、ハローワークでは働く意欲があり、採用が決まった場合すぐに働ける人でないと求職(失業者として仕事を探す)することが出来ないとのことでした。

これでは傷病手当金にも期限があるので、ケアマネージャーさんのアドバイスで障害者年金を申請することにしました。その為にまず、自治体へ行き障害者手帳を交付してもらいました。
この障害者手帳をもらったことにより、おさるは障害者となりました。
障害者というのは、障害を持ったからではなくてこの手帳を交付された人を障害者と言います。

それから障害者年金の申請に、おさるの場合は社会保険に加入しているので「社会保険事務所」に行きました。国民健康保険に加入している人は、各自治体の役所や区役所に行くことになります。

その後手続きに入りますが、この申請書類がもう大変でした。
まず1番最初に体にどんなことがいつあって、どこの病院に行って、その病院の受診した証明と学生時代に宿題で書いた読書感想文のように時系列を正確に作文を書かなくてはなりませんでした。しかも、受診したそれぞれの病院の診断書も添えて。診断書は、無料ではないので出費もあるし本当に大変でした。

何とか書類をすべて集め自分でも作成し、提出すると審査に移ります。
このやり取りでわかったのが、日々の日記の大事さでした。すべて何月何日まで書く必要があったからです。さらに、傷病手当金の期限が1年6か月なのは、その病気になり1年半症状が改善しないということは治らない病気であり、障害者年金を支給するのに該当するということでした。
だから、現在とても多い心の病やうつ病などでも障害者年金の支給が該当します。

これだけの作業を、委任してやってくれる家族がいる方はいいかもしれませんがおさるのように誰にも頼めなければ一人でやるしかありません。確かに不正受給するような人がいるから、複雑で厳正な手続きなのだと頭ではわかっていても、悪い足を引きづってあっちにお願いこっちにお願いしながらの申請は大変でした。

この経験も、現在の困っている方を助けたいと思うに至った理由の一つです。

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私自身「多発性神経炎」を患い、左足が麻痺している身体障害者です。障害があると、仕事を探すにも就職しても様々な制限があります。
さらに、ひとり親で二人の娘を育てていました。その経験から、PCのスキルを高めると、仕事を探すにも就職してからも非常にプラスになります。

現在では障害者雇用求人が確立され、仕事自体はたくさんあります。しかし、現状は厳しい状況です。

障害のある方の中には、人と対面で仕事するのが難しかったり、出社するのが難しいなど様々なことがあります。

ひとり親の方も同様で、子どもを預けなければいけない、子どもの為に自分が頑張らなければいけないなどがあります。

そこで、ExcelやGoogleスプレッドシートが得意であるとか、Webサイトを作れる、Wordpressでブログを作成できるなどのスキルを身に付けられれば

仕事をする、探す上で非常に幅が広がります。

このスキルがあれば、自宅でお仕事も可能になるし、仲間と一緒に運営もできます。
そんな思いから「おさるのパソコン教室」やブログを運営しています。

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