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#14【葛飾北斎】富嶽三十六景「武州千住」

#14【葛飾北斎】富嶽三十六景「武州千住」


皆様こんにちは!
絵画インストラクターの松本です。

水の音って
癒しが感じられますよね。
(^^♪

小川、波、雨音・・・。

本日の絵は水門が描かれています。
のんびりとした雰囲気を
お楽しみください!(^^)v

葛飾北斎ってどんな画家?
  • 江戸本所割下水にうまれる(1760-1849)
  • 浮世絵(木版画)の風景画というジャンルを築く
  • 画狂老人と呼ぶほど絵に人生を捧げる
  • 引っ越し93回!
  • 金銭管理が下手で画料はほぼ借金返済に
浮世絵「富嶽三十六景」って?
  • 全46枚!
  • 当初は36枚の予定が人気が出たため10枚追加された
  • 富士山を色々な場所から描く
  • 鮮やかな青「ベロ藍」プルシアンブルーの使用
  • 西欧諸国でジャポニスム(日本趣味)の要因となる

富嶽三十六景「武州千住」ぶしゅうせんじゅ


武州千住
江戸四宿のひとつ、武州千住。
江戸四宿とは
千住宿、板橋宿、内藤新宿、品川宿。

江戸から地方へ行くときの
街道にある最初の宿場町でした。

描かれているのは宿場町の賑わいではなく
釣りをする二人とゆったりと歩く農夫と馬。
のんびりとした雰囲気の1枚です!

富士山
富士山

一文字ぼかし(いちもんじぼかし)
ぼかし
「ぼかし」という技術の中でも
横にまっすぐで均一なぼかしを
一文字ぼかしといいます。
富嶽三十六景でよく行われている技術です。
摺師(すりし)の腕にかかっています。


水門
水門
奥に見える畑の水の調節。

千住葱であるという仮説
荷物
馬が背負っている緑の何か。
刈った草だという説、
または「千住葱」だという説があります。

日々家族にご飯を作る身としては

「葱には見えない・・・」のですが
(葱の特徴を北斎が描いていないですし)
江戸時代に描かれた歴史として
「千住葱であってほしい・・・!」
という気持ちです。
(^^♪
(もし葱だとしたら
品種改良前の葱ということ?)


江戸時代、千住は白ネギの産地でした。
現代でも「江戸野菜」(東京の伝統的な野菜)
として白ネギがあげられます。

ネギの話をしていたら
蕎麦が食べたくなりました。
千住の美味しいネギは
江戸っ子に人気だったでしょう。

武州千住は現在の足立区千住

絵の舞台とされているのは
足立区千住桜木1丁目あたり。

そこから隅田川にかかる
尾竹橋を眺めた風景です。
隅田川


北斎の構図 三ツ割法と三角形


北斎の「三ツ割法」
画面を3つに分ける方法です。
地平線が画面の3分の2のところにありますね。
構図
そして水門がその3分の2の線を貫いて
描かれることで画面に面白さを出しています。

また三角と逆三角形が絵に盛り込まれています。

釣り竿と馬の手綱が三角の辺。
構図
逆さ富士を連想するので
画面に逆三角形を盛り込むのですね。

以上「武州千住」でした。
次回「富嶽三十六景 従千住花街眺望ノ不二」(せんじゅはなまちより ちょうぼうのふじ)の解説です。

お楽しみに!

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