【嫌われ者・役立たず それ ほんと?】第1弾 蚊
【嫌われ者・役立たず それ ほんと?】第1弾 蚊
蚊が跋扈する季節がやってきました。
あのぷ~~~~~んというか細い羽音を聞くと、反射的にストレスを感じてしまうのは私だけでしょうか。
あまり好きな人はいないと思われる蚊。
しかしながら私の心情といたしましては、「この世に生まれてきたものには、必ず使命や天命、存在意義がある!」というものがありまして……。
マラリアなどを感染させて、多くの人の命を奪ってしまうことになった蚊ですが、必ず存在している意味がある!という訳で、蚊のすごいところをリサーチしてみました。
なお、この嫌われ者たちにフォーカスした記事は、シリーズ化する予定です。
蚊のすごい所
●水を清めている
●生態系を支えている
●ドローンの改良に役に立った
●痛くない注射針の開発に役立った
◆水を清めている
蚊の幼虫形態は、言わずもがなボウフラです。
良く汚い排水溝にいますよね。
ボウフラは、水の中のバクテリアを食べます。
バクテリアは、水中の有機物を分解する際水を汚すのですが、ボウフラはそのバクテリアを食べてくれるだけでなく、有機物まで食してくれるのです。
つまり、水をきれいにしてくれているのです。
バクテリアが増えすぎると、水の中の生き物が生きていけなくこともあるので、その点でもボウフラは貴重な仕事をしていると言えます。
◆生態系を支えている
蚊は多くの魚類や鳥、クモなどのエサになっていて、生態系を整わせえる存在です。
でも、人間にはそんなに直接関係がないと思うでしょう?
確かに「蚊が絶滅しても、すぐに別の種が取って代わるだろう」という専門家の意見もあります。
しかし、生態系は人知が及ばない自然界の仕組み。
まだまだどんな影響があるか、わからないことだらけです。
それに、人間に深く影響を与えることもあるのですよ。
それは、カカオが取れなくなるということ。
ヌカカという種類の蚊は、カカオの受粉をすることで知られています。
チョコレートやココアが食せなくなるなんて、嫌ですよね~。
カカオだけでなく、たくさんの植物が蚊によって受粉されているので、植物界にも危機が訪れると言えそうです。
●ドローンの改良に役に立っている
蚊は、障害物をよけて飛ぶ天才です。
それは、飛んでできる気流によって障害物を感知する能力があるからです。
それをドローンの機能に搭載したら、壁などの障害物を感知できたそうです。
超音波でなく、気流で感知できるようになるとさらなる小型化も目指せるそう。
●痛くない注射針の開発の役に立った
蚊に刺されても、「痛い!」とは感じません。
実は蚊には6本の針があって、その中の3本がとても血を吸うのに大事なのです。
細いのに折れない為には、こういった3本の針を駆使して血を吸うことが効率が良いとされました。
そのメカニズムを利用して、痛くない注射針を開発できたのです。
蚊は、まだまだ色々なポテンシャルを秘めていそうですね。
その他にも、以前読んだ記事で蚊には血液が若いかどうか分かるなどの長所が書かれた記事があったはずなのですが、今は削除されていたので、それに関してはTOP VIEWでお伝えすることは控えます。
でも、蚊も大事な役目があるのですね~。良かったです!分かって。
それに、血を吸うのは10種ほどで、ほとんどの蚊は血を吸わず、花の密や草の汁を主食としているのです。
しかも、吸うのは産卵するメスだけですし。
今までより、蚊に優しくできそうです。
読んでくださり、ありがとうございました!
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