メイン画像

【嫌われ者・役立たず それ ほんと?】第2弾 雑草

【嫌われ者・役立たず それ ほんと?】第2弾 雑草


雨の季節で、木々や花たちは潤っていますね。

でも、庭を見て「はああああ」とため息なんてついていませんか?

そうです!雑草もぐんぐん伸びる季節ですよね。

草取り、やらなきゃいけないことだけれど、面倒~(>_<)
雑草なんて、何のために生えてくるのよ~と一度は思いませんでしたか?

今回は、草(雑草)の存在意義について語ります。

 

雑草の役割

●その地域の土壌の性質が分かる

●その地域で何の農作物が育つか分かる

●土の栄養となったり、新たな土となったりする

●土をふかふかにする

 

◆その地域の土壌の性質が分かる

雑草は、土がどのような状態かによって生えるものが違ってきます。

例えば酸性の土壌ではスギナが生えやすくなり、農作物が育たないような土壌には、ヒメジョオンやヨモギ、くずなどが生えやすくなりますし、ハコベ、オオイヌノフグリなどは中性の土を好んだりします。

つまり何の雑草が生えているかを知ることで、検査することもなく、土の状態を予想することが可能なわけです。

<雑学>
ちなみに雑学ですが、日本の土は酸性状態のことが多いです。なぜなら、雨が多い地域だからです。
雨は空気中の二酸化炭素をとりこんで地上に降りてくるため、その雨を吸い込む日本の土は酸性となりやすいのです。
雨が少なく、風化した石灰岩から炭酸カルシウムが溶け出す地中海などは、土壌が弱アルカリ性です。ですから、ローズマリーやラベンダーなど地中海原産のハーブを育てる時は、弱アルカリ性の土がおすすめでしょう。

 

◆その地域で何の農作物が育つか分かる

土壌の性質や土の状態が分かれば、おのずと育てられる農作物も分かってきます。

もし、家庭菜園などで「いまいち育ちが良くないな~」と思ったら、畑の雑草を見てみてください。

もしかしたら、野菜と土の相性が悪いのかもしれません。

その時は、石灰などの肥料を与えることで、土の性質を変えることができます。

 

◆土の栄養となったり、新たな土となったりする

雑草は根から糖分を出して、微生物を集め、豊かな土壌作りをしています。

そして、枯れたり、抜かれたりすれば、放っておくと腐葉土となり、栄養たっぷりの土となって庭にかえります。

これのどこが役立たずなのでしょうか?

 

◆土をふかふかにする

昨今の草取りは、根っこごと抜かないよう指導されているようです。

なぜならば、根っこが土の中で腐ると、そこが空洞となり、土がふかふかになるからです。

ふかふかの土に生える雑草は取りやすくなる上に、次第に除去しやすい雑草が生えてくるのです。
固い土には、根っこがしっかり根付く雑草が生えてくるイメージはお分かりになるでしょう?その逆です。

一朝一夕には「生える種類が変わる」とはいきませんが、だんだん雑草の種類が変わってきて、庭の草取りが楽になることは良いことですよね!

 

このように、雑草もやはり大事な役割がありました!

ほんと自然界には無駄な存在はいないな~と嬉しくなったライターチョコお茶でした。

読んでくださって、ありがとうございました!

 


アカウントを作成 して、もっと沢山の記事を読みませんか?


この記事が気に入ったら ライターチョコお茶 さんを応援しませんか?
メッセージを添えてチップを送ることができます。


この記事にコメントをしてみませんか?


童話作家に憧れ、なりたいと願っているおばさんです。TOP VIEWでは、【嫌われ者・役立たず それ ほんと?】シリーズや自作の童話や詩を載せています。詩集をKindle出版しようかと考えていましたが、TOP VIEWに載せた方が稼げるかも思い、載せることにしました。感想をいただけましたら、とっても嬉しいです!宜しくお願いいたします。

おすすめの記事